チェキには写らぬ想い出を。

ぼふっ

１人では寂しいくらい 大きいベッドに寝転がる

転校

その言葉が頭埋めつくしていく

嫌だな

物凄く嫌だ

夢を見ていた

私と君が２人でお花を見ている

そんな極普通の夢

楽しそうに話していた

しばらく何か話していると 空が暗くなった

雨がポツポツ降り始めて土砂降りになる

雷が鳴って辺り一面水浸し

気付けば私はいなくて君は独りで 雨に打たれていた

朝から嫌な夢

外はまだ暗かった

琥珀ちゃーん

琥珀さん！

浅瀬様ぁ！

浅瀬

おい

そうだね

君の声だけ私の心に響く

他の奴の声なんか何も聴こえないのに

君の声だけは何処にいても 鮮明に聴こえるよ。

関わりたくないはずなのに、ね、笑

笑った後の君の真顔は私の心を 見透かしていそうだった

しばらく笑っていた君はこっちを向いて 真剣な目で私を見た

大嫌いなんかじゃない

嫌いでもない

好きでもない

普通なんて言葉１ミリも当てはまらない

なんだろう、

君となら何でも出来る気がする

少しずつ私は変われてる気がする

知り合い以上友達以下

友達とは少し違う関係

こ の 関 係 は い つ ま で 続 く ¿‍?