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読むの遅れてごめん💦 カカシに話しかけるって可愛い💕
次も楽しみに待ってます((o(*>ω<*)o))
鈴ちゃん、何か色々親しみやすいなー笑 カカシに話しかけてるの見られるのは恥ずかしい😂連載だぁぁぁ!!楽しみに待ってるぜ👯♂️
毎日学校の行き帰り
自転車を漕ぎながら目に映るのは
あの後ろ姿。
趣のある家の前にある、綺麗に手入れされた畑で見かける人。
吉岡 鈴
吉岡 鈴
麦わら帽子の後ろ姿を横目に、 そう思う。
吉岡 鈴
私は快速にペダルを漕いだ。
その日
学校が終わった帰りだというのに
私は絶望感に襲われていた。
吉岡 鈴
吉岡 鈴
吉岡 鈴
電柱に止まっていたカラスが
私を馬鹿にするように、アホーと ひと鳴きして飛び立っていった。
吉岡 鈴
青い顔をして、目を細める。
その時、私の目に
麦わら帽子の後ろ姿が飛び込んだ。
一本道から外れ、周りを田んぼで 囲まれた道を曲がった。
そのまま進んで、少し古びた家の敷地の前に自転車を止めた。
恐る恐る、畑へと続く道の前まで足を 踏み入れる。
ジャリ…
畑の前は、小さな下り坂になっていて
私の足元には四段程しかない階段が 設置されていた。
階段は降りずに、坂の前で立ち止まる
吉岡 鈴
吉岡 鈴
麦わら帽子の後ろ姿に、声をかけた。
吉岡 鈴
全くこちらに気づかない。
申し訳なく思いながら、畑に 足を踏み入れ
麦わら帽子の彼に近づいていく。
吉岡 鈴
もう横に来たというとき、彼の顔を 除きこんだ。
吉岡 鈴
吉岡 鈴
男子
男子
頭上から声がして、バッ、と 顔を向ける。
制服のシャツを着た男の子が
二階の窓から肘をついて、こちらを 見下ろしていた。
吉岡 鈴
吉岡 鈴
吉岡 鈴
恥なんて捨てた。
私の尿意は我慢の限界を達していた。
吉岡 鈴
手をハンカチで拭きながら、
スッキリとした笑顔でお礼を言った。
男子
男子
彼は突然ニヤリと笑った。
男子
男子
吉岡 鈴
吉岡 鈴
吉岡 鈴
三島 沙苗
唇を尖らせながら、学校の長い 廊下を歩いた。
吉岡 鈴
吉岡 鈴
三島 沙苗
吉岡 鈴
吉岡 鈴
その時、前から男子二人の笑い声が 聞こえてきて
ふと顔を上げた。
吉岡 鈴
男子
男子
吉岡 鈴
男子
吉岡 鈴
三島 沙苗
吉岡 鈴
吉岡 鈴
男子の友達
男子の友達
男子
男子
吉岡 鈴
眉を釣り上げて、ジトーっとした目で 見つめた。
吉岡 鈴
男子
一ノ瀬 涼
男子の友達
男子の友達
麦島 功
一ノ瀬 涼
三島 沙苗
三島 沙苗
吉岡 鈴
吉岡 鈴
一ノ瀬 涼
三島 沙苗
三島 沙苗
三島 沙苗
吉岡 鈴
一ノ瀬 涼
麦島 功
吉岡 鈴
三島 沙苗
吉岡 鈴
吉岡 鈴
吉岡 鈴
吉岡 鈴
男子
一ノ瀬君は眉を八の字にして笑った。
一ノ瀬 涼
この日、私たちは友達になった。