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短編

22 - 「あなたの死を望みます」

♥

170

2023年06月04日

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スノードロップ

はぁ…

スノードロップは悩んでいた

今日はアシッド教主催のパーティーであり

ここで大天使をアシッド教司令塔にすると発表するつもりなのだ

現司令塔であるスノードロップはアシッド教教祖代理様に呼ばれている

おそらく大天使に司令塔の座を渡した後教祖代理様はスノードロップを専属部下にするつもりだろう

そうでもしないと教祖代理様は情報に疎くなってしまう

大天使も司令塔の座に座ることに抵抗はないと言っていた

最後の嫌がらせとしてペア参加が絶対条件だと冗談を言ってみたのだが

どこからか現れた謎の銀髪赤目の美少女?美少年?らしき人物?人外?とイチャつきやがった

1人で虚しく参加している所を笑いながらネタバラシしようと企んでいたのに

このパーティー1番の楽しみが無くなってしまったがそれも今抱えている問題に比べれば大したことない

スノードロップが今1番悩んでいることは…

スノードロップ

あの…いい加減辞めて下さらない?

 

嫌よ!

 

あなたは私の娘よ!!

スノードロップ

ですから人違いですわ…

このアシッド教に乗り込んできた人である

最近最愛の娘が自殺していまい精神が崩壊していた

そもそもの話、娘の自殺を促進させたのはこの母親である

娘は非常に素直で純粋だった

アシッド教の教徒でありスノードロップのことも慕っていてくれた

アシッド教司令塔

その称号にひれ伏すことはあっても

プライベートのスノードロップにはひれ伏さなかった

スノードロップの外見ではなく中身を見た

そんなある意味人を見定める才能があった娘だった

スノードロップはとても信頼していた

ある事情で世間を知らないスノードロップに沢山のことを教えてくれた

まるで姉のような存在だった

だから、知っていた

その娘が気を病んでいることも

生きるという行為になんの希望も見いだせていなかったことも

そんな、ある意味大切な人を殺した人殺しが

スノードロップの前で狂っていた

スノードロップ

…あの、いい加減にしてくれませんか?

 

ほら!さっさと家に帰りますよ!

 

「貴女のことをいちばん理解しているのは、母親である私なのだから!!」

スノードロップ

……

スノードロップは、自分の中で切れてはいけないと思っていた糸があっさり切れた感覚がした

スノードロップ

…では、今度は言い方を変えます

スノードロップ

「調停者」様の専属部下

スノードロップ

「陰りの段位」"女教皇"として命じます

スノードロップ

黙りなさい

 

ちょ…調停者様!?

スノードロップ

黙りなさいと言ったでしょ

 

っ……

スノードロップ

…権力にしか屈しない

スノードロップ

雑魚が

スノードロップ

まさか、知らなかったのですか?

スノードロップ

アシッド教の教祖代理様こそが

スノードロップ

この「世界から愛された国」の長である「調停者」様ですよ

 

そ…そんなのただの噂じゃ…

スノードロップ

そんな訳無いでしょう?

スノードロップ

あと、誰が口を開いていいと?

 

……

スノードロップ

どうせ権力にしか屈しない雑魚が

スノードロップ

わたくしの大切な部下を殺して

スノードロップ

今度はなんですの?

スノードロップ

わたくしを娘だと勘違いして

スノードロップ

笑える

スノードロップ

このアシッド教では現司令塔であるわたくしの命令がルールとなります

スノードロップ

貴女、どうしようかしら

 

…さっきから聞いてれば!!

 

大体!お前こそ調停者様の威厳をお借りしているだけでは無いか!!!

 

どうせ調停者様も大したことないんでしょ!?

 

黙れ黙れ黙れ!!!

スノードロップ

……もういい

スノードロップ

警備員、連れて行け

スノードロップ

わたくしが、殺してしまう前に

その瞬間、誰かが張ってくれていた防音ガラスが割れる

スノードロップが威圧しただけで割れてしまった

 

………

スノードロップ

こんなので気絶するなんて…

スノードロップ

……さっさと死んでくださいまし

「大天使」

全く…人がせっかく張った防音ガラス割らないでくれる?

スノードロップ

…迷惑をかけましたわ

スノードロップ

防音措置、感謝しますわ

「大天使」

当たり前でしょ

「大天使」

あんな機密情報、外に出していいわけがない

「大天使」

どうする?あいつ

「大天使」

"恋人"あたりに頼んでみる?

スノードロップ

…いや

スノードロップ

"吊し人"と"魔術師"にお願いしますわ

「大天使」

…ほう

「大天使」

意外だね

「大天使」

まさか、君が頼むなんて

スノードロップ

…今回に関しては、手加減など不要ですし

スノードロップ

むごい死に方の方が清々しますし

「大天使」

随分と感情的だね

「大天使」

まぁ、僕なら殺してたけど

スノードロップ

流石にここで殺すとわたくしが教祖代理様に怒られますわ

「大天使」

ま、いいか

「大天使」

そろそろその司令塔の座を渡してくれよ

スノードロップ

あら、随分と早とちりですわね

「大天使」

そうしないといけなくなったんだよ

スノードロップ

…そういえば

スノードロップ

一緒に来ていたあの子、誰ですの?

「大天使」

あれ?知らない?

「大天使」

教祖代理様は君に何も言わなかったんだね

「大天使」

と言うか君が調べてこいって言ったのに忘れたの…?

「大天使」

彼は「死から離れた国」の王だよ

スノードロップ

……「陰りの段位」の者だったのですね

スノードロップ

では、なぜ逃げるようにこちらへ?

スノードロップ

貴方らしくないですわね

「大天使」

……死んじゃったあの子天国でお前見て笑ってるぞ!!!

スノードロップ

……大天使の貴方が言うなら

スノードロップ

あの子は天国へ行けたのですね

「大天使」

ほら、早く行くよ!

スノードロップ

……えぇ

この作品はいかがでしたか?

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コメント

4

ユーザー

スノードロップさんにとって大切な人がいなくなってしまった、しかも大切な人の自 殺を促進させたその母親が自分のことを“娘”だと勘違いしている、なんて馬鹿げた出来事を目の前にするってのは辛い上に怒りが込み上げてきて収まらないよね……💦

ユーザー

今回出てきた人全員お気に入り

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