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ハンスさんと別れたその後、ユリウスさんとどんな会話をしたかは、あまり覚えていない。
と、言うのも。
行商人
行商人
町民
町民
メグ
花屋
花屋
花屋
町娘
町娘
町娘
花屋
花屋
町娘
町娘
町娘
花屋
花屋
メグ
所々で人々の怒号が聞こえて、どうしても気になるのだ。
『写させろ』と請う一般人と、『駄目』という売り手側の攻防。 それが、街中の至る所で行われている。
中でも、テルベルの外から来たと思わしき行商人と、町民の青年の言い争いは、次第にヒートアップしてきたようだった。
彼らから離れているはずのこちらにまで、その声がはっきりと聞こえている。
行商人
行商人
行商人
行商人
行商人
町民
町民
行商人
行商人
町民
パン、と乾いた音がして、町民の手から何かが吹っ飛んだ。
クルクルと回転するそれは、私の目の前で音を立てて地面へと転がる。
メグ
メグ
メグ
町民
町民
行商人
行商人
町民
舌打ちをして去っていく青年が、メグの肩にぶつかっていく。わざとなのか、事故なのかは分からない。
しかし、気分の良いものではないのは確かだ。
メグ
メグ
しかし、気分の良いものではないのは確かだ。
行商人
行商人
行商人
行商人
行商人
行商人
怒り心頭と言った様子の行商人は、あっという間に店じまいを終えて、馬車を走らせる。
あまりにも速く馬達を駆り立てる彼は、余程この街にいたくないのだろう。
ガラガラと車輪の音が聞こえなくなって、ようやく、私は深い息を吐き出す事が出来た。
ユリウス
メグ
メグ
ユリウス
メグ
ユリウス
ユリウス
ユリウス
メグ
メグ
ユリウス
ユリウス
ユリウス
ユリウス
ユリウス
ユリウス
ユリウス
メグ
メグ
ユリウス
ユリウス
ユリウス
ユリウス
メグ
メグ
メグ
それにしても、思っていた以上に『敵』が多い。
ユリウスさんを助ける為には、彼らを全員蹴散らさねばならないのかと思うと、頭を抱えたくなる。
メグ
メグ
メグ
ユリウス
ユリウス
メグ
歩き出した私達の背を、冷たい風が吹き付けた。
やがて、太陽が頭の上へ辿り着いた頃。
私達の腕には、布製の手提げ袋が沢山ぶら下がっていた。
その多くが私の物で、なんだか申し訳ない気持ちになる。
メグ
ユリウス
メグ
メグ
メグ
メグ
ユリウス
メグ
メグ
メグ
ユリウス
ユリウス
ユリウス
ユリウス
メグ
メグ
ユリウス
メグ
メグ
メグ
脳裏によぎるのは、女神の言葉。
『貴方と同じように、誰かに心血を注いだ作品を、素材にされ続けた彼に、救いの手を差し伸べて』
そして、街の中で行われていた、『写す・写すな』の言い争い。
あれだけでも、凡そ理解できたような気がする。
ユリウスさんが何をされているのか、作品をどう扱われているのかも含めて。
メグ
メグ
ユリウス
メグ
ユリウス
メグ
メグ
メグ
ズリズリと色々なものが擦れるのを気にせず、私達は細い道を進む。
間もなくして抜けた先には、今までの喧騒が嘘のように静かな空間が広がっていた。
ユリウス
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
ドアノブを握ればミシミシと軋み、 意を決して扉を押し込めば、意外と重たいそれがゆっくりと動く……
今にも壊れるのでは、と心配になりそうな扉を潜った先には、小さなレジ台と、店主と思わしき老婆が座っていた。
老婆
老婆
老婆
老婆
ユリウス
老婆
老婆の顔が、あっという間に曇る。しわがれ声は、どこか悲しげな響きを持って店内に響いた。
老婆
老婆
老婆
メグ
メグ
老婆
老婆
老婆
老婆
ユリウス
老婆
老婆
老婆
老婆
ユリウス
老婆
老婆
老婆
???
???
???
どう表現したものか分からない音を立てて、扉が勢いよく開かれる……と共に、男の声が店内に響く。
咄嗟に振り返れば、眉間に皺を寄せた男性が一人、仁王立ちで立っていた。
ユリウス
ゲオルク
ゲオルク
ゲオルク
メグ
ゲオルク
メグ
メグ
ゲオルク
ゲオルク
空気が読めていない事など重々承知で、私は叫ぶ。
だってこうでもしないと、ご近所迷惑だと思ったんだもの。