私の部屋
寒くて静かな暗闇に包まれた空間
その闇の中でスマホのディスプレイに明かりが灯る
カズマからのメッセージだ
カズマ
カズマ
ネコ
カズマ
カズマ
ネコ
カズマ
カズマ
ネコ
カズマ
ネコ
カズマ
ネコ
カズマ
ネコ
カズマ
カズマ
ネコ
カズマ
ネコ
カズマ
カズマ
カズマ
カズマ
ネコ
ネコ
カズマ
ネコ
ネコ
カズマ
ネコ
カズマ
私はそのままスマホの電源を落とした
再び、部屋が暗闇に包まれる
このままじゃいけないのはわかってる
ネコ
翌日、私は暗い部屋を抜け出して学校へと来た
クラスメイトA
クラスメイトA
ネコ
ネコ
久しぶりの教室はとても息苦しかった
気を遣って話しかけてくれたクラスメイト
彼女の名前をなかなか思い出せず
私は苦笑いでやり過ごした
カズマ
隣のクラスのカズマからメッセージが届く
それだけでなんだか少し安心できた
ネコ
カズマ
ネコ
カズマ
ネコ
カズマ
カズマ
ネコ
カズマ
ネコ
クラスメイトA
ネコ
カズマとのチャットを打ち切ると
またあのクラスメイトが話しかけてきた
クラスメイトA
ネコ
クラスメイトA
クラスメイトA
ネコ
あまり気乗りしなかったけど
言われるがままに私は頷いた
そして、その夜
ネコ
クラスメイトA
ネコ
クラスメイトA
クラスメイトA
クラスメイトB
クラスメイトB
グループチャットには数人のクラスメイトがいた
みんなは気を遣うように私に話題を振ってくれて
このまますんなりと学校に戻れるのかな、と
思っていた矢先のことだった
クラスメイトA
ネコ
クラスメイトA
クラスメイトB
クラスメイトA
クラスメイトB
クラスメイトB
クラスメイトA
クラスメイトB
予想通りといえば予想通り
彼女たちは私の反応を観察してバカにするために
わざわざ別のグループチャットを作って招待したのだ
クラスメイトA
クラスメイトB
どうしてみんな平然と本心を隠し
隠したナイフで人を傷つけるような真似ができるのだろう
気に食わないなら面と向かって言えばいいのに
私は昔からそうした人間の陰湿な部分を目の当たりにしてきて
それで学校に行くのをやめた
ネコ
だから、私はやっぱり引きこもる
光の射さない
真っ暗な私の部屋に……
コメント
4件
クラスメイトの子酷いなぁ、 ネコちゃん可哀想、、