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おじさん

そこのお嬢さん、ちょっと見ていかんかね?

おじさん

小学生のお嬢さんでも買えるくらい安くしておくよ

突然、道端に座っていたおじいさんが声をかけてきた

老人の前には小さな台があり、その上にびんをいくつも並べていた

あかり

……なに売ってるの?

老人はにこりと笑って、一つの小さなびんを手に取った

びんの中には灰色の粉が入っている

おじさん

これは『隠れ蓑の灰』だよ

おじさん

体に直接ふりかけると、ぱっと透明になれる

おじさん

ただし……

おじさん

服の上からじゃ意味がない

おじさん

服は全部脱いで、素肌にふりかけるんだ

おじさん

そうしないと、服だけが消えて、体が丸見えになってしまうからね

あかり

そんなの、うそだよ

老人は目を細めて笑った

おじさん

信じないなら、試してみなさい

おじさん

ほら、ちょっとだけ

老人はびんを開け、指先に灰を取って、あかりの細い腕にそっと落とした

瞬間——腕が消えた

白い肌も、薄い血管の青も、すべて透明になって、向こうの壁が見える

でも触ると、温かく柔らかい感触がちゃんと残っている

あかり

え……ほんとに……?

おじさん

残りは五百円だよ

おじさん

特別に、お嬢ちゃんには安くしてあげる

あかりはお小遣いを全部出して、びんを手に入れた

老人は

おじさん

楽しんでおくれ

と意味ありげに笑って、どこかへ歩いて行った

あかり

あれ?

振り返ると、もう姿はどこにもない。まるで幻みたいに消えてしまった

あかりはさっそく灰を試してみることにした

路地の陰で、あかりは周りを見回した

誰もいないことを確かめて、制服を脱ぎ始める

ブラウスを脱ぐと、小さな胸が冷たい空気に触れて、ぴんと尖ってしまう

スカートを下ろすと、白いショーツだけに

ためらいながらも、それをゆっくりと膝まで下ろした

素っ裸になった瞬間、恥ずかしさと興奮で体が熱くなった

あかり

よし、やるぞ!

灰を全身にふりかける

すると体は完全に透明になってしまった

あかり

すごい!

あかり

よーし、これで……

彼女はまず、学校の近くのコンビニへ向かった

あかり

よーし……

店員A

ん? 商品が勝手に動いている?

あかり

!!

店員B

そんなわけないだろ。置いた位置が悪かったんだ、なおしてこいよ

店員A

あ、ああ……

店員A

けど、確かに勝手に動いたように見えたんだけどな?

あかり

(あぶない、あぶない。私の体は見えなくても、

あかり

手に持った物は見えるから、おかしいって気づかれちゃう)

そこであかりは、別の場所に行くことにした

続く

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