自分の咳だけが、部屋に響く
喉の奥が、ひたすらに痛い
何も出来ない、自分を呪った
この手は、とっくのとうに血で汚れてるから
彼女の為なら、いくらでも汚そうと
そう、誓ったのに
なのに、汚れたのは
彼女の、手で
汚させたのは
僕で
綺麗だなんて、最低な僕
「大丈夫だよ」
「私が、守ってあげるから」
そう言って、人を殺す君は
死神の類の
神様に見えた
やっぱり素敵だ、なんて
惚れた、弱み?
コメント
1件
彼女のために自分の手を汚そうと必死になっているけど、逆に彼女の手を汚させてしまった、なんて……🥲🥲 死神の類の神様に見えたやってことは語り手さんにとって天にも見えるし、地にも見えるってことだよね……一体どーゆー人なんだろ🙄🙄