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koki

月奈

koki

明日の夕方5:30

koki

出逢った場所で待ち合わせよ

koki

全部話すから

一条

分かった

  

  

スマホの画面が暗くなる

理由を言われない儘、脳が働き始める

ひとつの答えに辿り着いては 忘れようと必死になる

勝手に葛藤して

勝手に苦しくなって

冗談でも ‘ 別れ話 ’ なんて 考えたくも無かった

  

  

約束の時間より30分も早くに着く

用件なんて言われていない

理由も教えてくれない

そんな事は初めてで恐くなる

煌輝 コウキ

月奈、!

月奈 ツキナ

煌輝、

煌輝 コウキ

全部話すから

私を騙せるとでも思っているのか

そうやって君は噓を吐く

月奈 ツキナ

そっか 笑

   

   

月奈に吐いた嘘なんてきっとバレバレ

不安そうな彼女の横で1人緊張に震えた

上着のポケットに入れた 小さな箱が指に当たっては

俺を急かす

煌輝 コウキ

あのさ、月奈

月奈 ツキナ

御免、聞きたくない、

語尾に近づくにつれ声が弱くなってゆく

煌輝 コウキ

月奈

ポケットに入れられた小さな箱が

君の不安気に揺れる瞳が

俺を急かし続ける

煌輝 コウキ

煌輝 コウキ

月奈を世界で1番幸せにする

煌輝 コウキ

卒業したら結婚して下さい

小さな箱を渡す

月奈 ツキナ

ぇ、

驚いて言葉に詰まる彼女は

何時に無く綺麗だった

月奈 ツキナ

煌輝、約束守ってね?

煌輝 コウキ

うん?

月奈 ツキナ

喜んでっ!笑

強く強く抱き締められる

月奈 ツキナ

何?断る訳無いでしょ?

煌輝 コウキ

やばい、俺の方が幸せ

月奈 ツキナ

じゃあ世界で2番目に
して?笑

何時もは冷たい癖して

こういう時、不意に可愛く強請る

俺が頷けば嬉しそうに微笑む彼女を 手放さない様に

繋ぎ止めておける様に

煌輝 コウキ

月奈

煌輝 コウキ

もう1回聞くね

月奈 ツキナ

うん

煌輝 コウキ

今でも冷める確率は0?

月奈 ツキナ

当たり前

煌輝 コウキ

大好きなんじゃん

月奈 ツキナ

、なんか悪い?

甘えたと思えば冷たくなる

煌輝 コウキ

別に?

月奈 ツキナ

あっそ

そうと思えばまた必ず甘える

月奈 ツキナ

、大好きとか当たり前
だし、

煌輝 コウキ

ふはっw

煌輝 コウキ

素直になりなよ 笑

月奈 ツキナ

うっさい

彼女の頬が紅く染まるのは

夕陽に照らされた訳じゃない

彼女也の照れ隠し

もし本当に運命の人が2人居るのなら

君が2人目だと心の底から想える

   

  

夕日に照らされなくとも 紅く染まる彼を横目に見る

もしも本当に運命の人が2人居るのなら

1人目は 有本 律

2人目は 結城 煌輝

君だと想うの

煌輝 コウキ

月奈

月奈 ツキナ

まだ何か?

煌輝 コウキ

愛してる

ほらね

貴方の命は亡くなれど

君は私に致死量の愛をくれた

此れは

貴方の魂が宿る美しい蝶々の様に

打ち寄せては引いてゆく波の様に

煌めき輝く彼の様に

そして、月の様に

眩く光る恋物語

   

𝐹𝑖𝑛 .

   

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