翌朝──
空雅
1級が自殺とかマジイカれてるって……
空雅
人生最後の日にして全然眠れなかったとか最悪だ…
空雅
くそ…俺は死刑か無期懲役かみたいなもんだよ!!
空雅
だって生涯に関わる罰って…そゆことなんだろ!?なあ!?
空雅はそれからしばらくして家を出る支度をした。
空雅
この静寂な家とももーお別れなんだな…さようなら
空雅は家を後にした。
空雅はやりたいことを存分に味わってから、
自殺名称として有名な海沿いの崖へと足を運ぶ。
空雅
それにしてもさっきから後ろをつけられてるよーな気がするのは気のせいか…
空雅
まぁ俺はどーせ今から死ぬんだからどーーでもいーこっちゃ!!!
空雅は前に進みながら吐き捨てるように叫ぶ。
空雅
もー俺は自決するしかねえんだよ!!
空雅
合格だろーが不合格だろーが俺は結局死ぬという残酷な運命なんだよ!!
空雅
見とけよくそ殺人アプリめこの俺様がテメーのために命懸けてでも1級を手に入れてやrrrらあ!!!
空雅
もー俺は逝く!!!
空雅は胸が張り裂けるような思いで、枯れた声で泣き叫び、ついに決心する。
空雅はついに崖の先まで到達する。
そして震える膝を曲げ、震える両腕を後ろに伸ばし、青く吸い込まれそうな海に向かってジャンプしようとした
その時──
──めて…
空雅
…っ
──やめて!!!……
空雅はギリギリのところで動きを一瞬止めるが…
空雅
俺には関係ねぇ
──っ空雅!!やめて!!!!!
──行かないで!!!!!
空雅
え…?
空雅が振り向くと、そこには
南碧の姿が──
空雅
お前…
空雅
何でよりによってこんなとこいんだよ!!
南碧
自殺なんかするんじゃないっ!!
南碧は大粒の涙を流しながら叫ぶ。
空雅
はぁぁ!?俺にはどの道死ぬ運命しかねえんだよ!!
空雅
お前には分かんねえだろーがよ!
南碧
……
南碧
お願い空雅…死なないで…!!
南碧は膝をつき泣き崩れる。
空雅
…さっきまで俺の後ろつけてたのはお前か!!
南碧
そー……みあ…なの…
空雅
何でだよ!?
南碧
みあ…も…実は……殺人検定の……受験者…で…
南碧
今回のターゲットは…空雅…だったのよ……
空雅
…
南碧
でも…でも……
南碧
みあは…空雅のことが……大好きだからぁぁ
南碧
空雅を殺すのが嫌で嫌で…殺したら自分が生き延びれるって知ってても殺す勇気が出なくて……
南碧
みあは……自分が犠牲になってでもいーから……
南碧
一生涯に関わる罰を受けてでもいーから…
南碧
空雅を……救う……そー決めたのよ!!
空雅
何言ってんだ!!
空雅
俺を救ってどーすんだ!!
空雅
俺だってどーせ生涯の罰つまり無期懲役になるんだぞ!!
空雅
なら死ぬほーが100倍マシだろーが!!
南碧
ねえ落ち着いて!!!
空雅
あ!?
南碧
みあには最高の案がある!
南碧
ねえ、今から一緒に殺人アプリ運営会社潰しに行こーよ!!
南碧
それしか大切な人を救う方法はないし、永遠にこの戦いは終わらないんだから!!
空雅
そ、そんな無茶できるかよ…!?
南碧
いーの!
南碧
みあ、空雅のためならなんでもするわ!
南碧
そー約束したよね!?
南碧が手を差し伸べる。
空雅
あ、ああ…
空雅
(信じらんねえ…)
空雅
(…でもなんか、ワクワクする)
南碧
でも…どこにあるんだろ
空雅
…それなんだけどさ、今から〇〇山の井戸に行こや
南碧
それって…殺人検定の時に殺した死体遺棄するとこじゃん…
空雅
そこに手掛かりがあるかもしんねぇ
南碧
まじ!?
空雅
よし、着いたぞ
南碧
ここに…何かあるってワケ?
空雅
よく見てみな、
空雅
この井戸ってずーっと下まで続いてんじゃん
南碧
確かに…
空雅
遺棄した死体は処理するって書いてあったから
空雅
この中に俺らが入ったらそのまま運営会社の元までたどり着くかもしれねえってわけさ
南碧
なるほどね…
南碧
でも…めっちゃ怖くない!?
空雅
なぁここまで来たんなら行ってみよーや
南碧
まぁ言い出しっぺみあだしね…笑
2人は井戸の中へと入ると──
空雅
わあああああああ!!!!!
南碧
ぎゃあああああああっ!!!
2人は下に向かって落ちてゆく。
南碧
なんか…滑り台滑ってるみたいな感覚……
空雅
そろそろ出口か……
2人は眩しい光に吸い込まれてゆく──
南碧
…ここは…、!?
???
…社長!!
???
生きた人間の体が今、届きましたよ──
???
お前らは何者だ!?!?
???
なぜここに来た!?!?
空雅
…っ!
殺人アプリ運営会社の社員と思われる人間たちが、2人に詰め寄ってくる。
???
おい社長!何が起きてるんだ!!
女の社長
──なんですって?
女の社長と思われる人物がこっちに向かって歩いてくる。
女の社長
道を開けなさい──
???
すんませんっ!
そして女の姿が見えると──
空雅
えっ……!!
女の社長
っ…!!
空雅
お、お前……
空雅は思わず息を呑む。
次回最終話!!






