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【完結】世の中は理不尽だけれど…

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【完結】世の中は理不尽だけれど…

3 - 世の中は理不尽だけれど…②

♥

202

2021年01月07日

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サンタさんじゃないの?

サタン

ううむ…

サタン

何度も言うが我はサンタではなく

サタン

サタンなのだ

 

サタン……?

 

サタンさんは何をくれるの?

サタン

………

サタン

お前が贄を払って我に願ったのは

サタン

"幸せになりたい"だった…

サタン

贄を受け取ったがゆえに

サタン

我はお前を幸せにせねばならん

 

幸せ……

サタン

……

 

……

 

お腹…

 

空いた…

サタン

ぬっ…

サタン

そ、そうかちょっと待っておれ

サタン

(うぅむ…困った…)

サタン

(我は料理が全く出来ない……)

サタン

(タナキエルを呼ぶべきか…)

サタン

(いやいや)

 

サタンさんどうしたの?

サタン

!!!

サタン

う、うむ…

サタン

な、何を作ろうか考えておってな

 

…ご飯とお味噌汁

サタン

ん?

 

ご飯とお味噌汁が食べたい……

サタン

むっ…そ、そうか…

田中

んで?

田中

なんで俺に電話してくんの?

サタン

い、いや、

サタン

こういうのはお主の得意分野だと思って…な

田中

つぅか、お前

田中

使い魔がいるんだからそいつらに頼めばいいだろ?

サタン

!!

サタン

使い魔!

サタン

忘れておった

田中

なんで気付かねぇんだよ

サタン

いや、しかし、

サタン

こんな下らぬことに応えてくれるか…

田中

ご主人様を無視する使い魔とかいんのかよ

サタン

た、確かにそうだな

田中

まぁいい。

田中

どうせ相変わらずあのタワマンに住んでんだろ?

サタン

あ、ああ

田中

今回は俺が行ってサクッと作ってやるから

サタン

助かる!

サタン

さすがはタナキエルだ!

田中

うっせぇ!

田中

ちゃんと材料費は請求するからな!

サタン

おう!

サタン

金ならいくらでもあるから心配するな

田中

くっそ…ムカつく……

田中

二十分後には付くから用意しとけ

サタン

わかった

サタン

すまんな

 

??

サタン

我は料理が出来ん

 

え……

サタン

お前に旨いものを食わせてやることができそうにないから

 

……

サタン

タナキエルを呼ぶことにした

 

!!

 

あの、カレーのおじさん?

サタン

ああ、そうだ

 

やった!!

 

また、あのおじさんの料理が食べられるんだね!

サタン

ああ

サタン

今、買い物に行っているから

サタン

もう少し待てるか?

 

うん!

サタン

よし、良い子だ

サタンは少年の頭を撫でた。

 

……

サタン

どうした?

 

う、ううん……

 

なんでもないよ

サタン

……?

【数日後】

サタン

すまんな、年末だというのに集まってもらって

ロマリエル

気にしないで下さい

ロマリエル

仕事はもう休みに入っていますし

サタン

うむ、そうか

 

……

サタン

紹介しよう、我の使い魔…

サタン

いや、優秀な部下たちだ

 

……

サタン

彼女はロマリエル

サタン

料理が得意だ

ロマリエル

初めまして、ロマリエルよ

ロマリエル

気軽にマリーって呼んでね

 

…うん

サタン

で、こいつがヴィアルテ

サタン

…これといった得意は無い

ヴィアルテ

サタン様それひどくね?

サタン

ひどくない

ヴィアルテ

…よぉボウズ、ヴィアルテだ

ヴィアルテ

ヴィアルテ様と

サタン

ルーテと呼べ。様を付ける必要はない

ヴィアルテ

えー

サタン

えー、じゃない

サタン

そして、彼がベザル

呼ばれて現れたのは、

黒い子犬だった。

 

可愛い…

少年が手を出すと、

ベザルはその手にすり寄った。

ベゼル(犬)

ベザルです

 

!!

 

喋った!

サタン

ああ、喋るとも

サタン

彼はお前をあらゆるモノから守る役目を担っている

サタン

困ったことがあればベザルに言うといい

 

うん

しかし、

頷いた少年の顔は

強張っているようにも見えた。

サタン

うーむ……

サタン

まだ怖がっておるようだな……

ヴィアルテ

つーか、しょっぱなから大人に囲まれりゃ

ヴィアルテ

ビビるのも当然でしょ?

サタン

ぬっ…やはりそうか…

ロマリエル

だからって

ロマリエル

一人ずつ紹介するわけにもいかないでしょ?

ヴィアルテ

順を追って

ヴィアルテ

でもよかったんじゃねぇの?って話し

ヴィアルテ

特に、俺なんて最後でいいし

ヴィアルテ

むしろ、紹介しなくてもいいじゃん

サタン

そ、そうだな…

ロマリエル

ある日突然目の前に出て来るよりかは良いんじゃない?

ロマリエル

紹介は大事でしょ?

サタン

…と、とにかく

サタン

しばらくは、マリーとベザルの二人に任せるとしよう

ロマリエル

かしこまりました

サタン

ルーテは二人のサポートを頼む

ヴィアルテ

はいよ

サタン

そう長くはかからないと思うが

サタン

しばらくの間、宜しく頼む

ロマリエル

仰せのままに

ヴィアルテ

右に同じく

ロマリエル

ルーテ

サタン

いや、いい

サタン

それより、お前

サタン

報告書が一つ上がってないようだが?

ヴィアルテ

えっ

サタン

今すぐ会社に戻って書いてこい

ヴィアルテ

へ、へーい…

サタン

まったく…

サタン

マリー、必要なモノがあれば何でも言ってくれ

ロマリエル

はい

サタン

では、我は本社に顔を出してくる

ロマリエル

かしこまりました。

ロマリエル

いってらっしゃいませ

マリーはそう言って深々と頭を下げた。

【完結】世の中は理不尽だけれど…

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