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今より数週間前 私のスマホに見知ら人間から 非通知で着信があった

電話に出ると相手は男だった。 いや、正確には男だろう!が正しい

声をボイスチェンジャーで 加工していたから性別はわからない

口調とか言葉遣いが どうやら男っぽかったから 男だと勝手に想像しているが 実際は女かも知れない

しかし、そんな事は 私にはどうでもよかった

一番の問題は 自らを六車(むぐるま)と名乗る その男は、私がつい最近 友人数名と結託し

援助交配を利用した 親父狩りをしていた事実を 知っていたという事

なんで バレたんだろう?

友達が密告したのか?

私がそんな心配をしていると 男は言った

バラしてほしくないなら 俺の言う通りにしろ!と

その男が出した条件は ある男を精神的に追い詰めて 恐怖を与えろ!という条件だった

なんの恨みもない 見ず知らずの男性に そんな事をするのは 申し訳なかったが

親父狩りの事実を公にされれば 私の人生は終わってしまう

間違いなく警察に 捕まってしまう

それだけは なんとしても避けたい私には 男の要求を 呑む以外選択肢がなかった

私がその条件を了承すると 数日後に自宅に ある小包が郵送されてきた

その中には 男性の顔写真と黒色の長財布 そして男性の住所が書き記された 一枚のメモ紙 そして男性の部屋の鍵が入っていた

ターゲットの男性は 加賀美天馬と言うらしい

可愛らしい顔立ちの若い男性だ。 私と同い年くらいだろうか?

そして新たな指示が記された 指示書も同封されていた

○月○日の深夜1時前に この財布を書かれた住所に届けろ! それだけ記載されており

加えて、完了したら SNSのアカウントから 「完了した」とつぶやけ! それを確認したら、こちらから 再び指示の電話をする!と記されていた

それから私は 六車と一切接触しないままの状態で 言われるがままに 指示をこなして行った

全ては順調に行っていた

鳥丸という男が現れるでは

柊美琴

誰よ・・・

柊美琴

あの鳥丸とか言う奴・・・

柊美琴

とんだ邪魔が入ったわ

柊美琴

これじゃ
天馬くんに

柊美琴

迂闊に近づけ
ないじゃない

柊美琴

天馬くんにあんな
ボディガードが居たなんて

柊美琴

・・・・・・

柊美琴

とりあえず尾行して

柊美琴

住所だけでも
調べておこう

柊美琴

ここか・・・

柊美琴

二人は・・・

柊美琴

・・・・・

柊美琴

あ、いた!

鳥丸崇矢

ここが俺ん家だ!

加賀美天馬

結構立派な
マンションだね

鳥丸崇矢

まぁな

加賀美天馬

でも、大学生でよく
こんな立派なマンション
借りれたね

鳥丸崇矢

実はこのマンション
親の持ち物でさ

加賀美天馬

へー!そうなんだ

鳥丸崇矢

俺は自分で借りるって
断ったんだけどさ

鳥丸崇矢

色々トラブルとか
あるだろうからって

鳥丸崇矢

半ば無理矢理
入居させられたんだ

加賀美天馬

そうだったんだ

鳥丸崇矢

そんな事はいいからさ

鳥丸崇矢

さ!入れよ!

加賀美天馬

あ、う、うん

加賀美天馬

おじゃまします

ガチャン

柊美琴

えっと・・・

柊美琴

5階の・・・

柊美琴

いち・・に・・

柊美琴

503号室かぁ・・・

柊美琴

とりあえず住所は
おさえたから

柊美琴

今日のところは帰るか

柊美琴

・・・・・

柊美琴

鳥丸・・・

柊美琴

邪魔させないから・・・

加賀美天馬

ひぁー・・・

加賀美天馬

立派な家だなぁ♫

加賀美天馬

すごいね!

鳥丸崇矢

一人暮らしには
勿体ない広さだったからさ

鳥丸崇矢

天馬が来てくれて
ちょうどよかったよ

加賀美天馬

なんか俺の家と
比べると

加賀美天馬

劣等感が・・・

鳥丸崇矢

なんでだよ!

加賀美天馬

いや、こうも
部屋が凄いとさ・・・

加賀美天馬

俺の部屋が見すぼらしく
思えてくるというか・・

鳥丸崇矢

俺なんて親が敷いたレールの上を
ただ歩かされてるだけだよ

鳥丸崇矢

俺からしてみれば
天馬の方が羨ましいよ

鳥丸崇矢

自分の道を
自分の意思で歩いてる

鳥丸崇矢

すげー羨ましいし
輝いて見えるよ

加賀美天馬

そ、そんな事ないって

鳥丸崇矢

まぁ、相変わらず
危機管理能力は
ダメダメだけどな!

鳥丸崇矢

ははは

加賀美天馬

わ、悪かったな!

鳥丸崇矢

ははは

鳥丸崇矢

冗談だよ!冗談!

加賀美天馬

ちぇ

鳥丸崇矢

じゃあ、飯にするか!

加賀美天馬

どっか食べに行く?

鳥丸崇矢

バカ、俺が作るんだよ

加賀美天馬

うっそ!

加賀美天馬

崇矢って料理
できたっけ?

鳥丸崇矢

なんだよ!
その驚きは!

鳥丸崇矢

失敬な奴だな!

加賀美天馬

い、いや

加賀美天馬

そんなつもりじゃ・・

加賀美天馬

ご、ごめん・・・

鳥丸崇矢

今は男女関係なく
キッチンに立つ時代だぞ!

鳥丸崇矢

料理くらいは
できねぇとな!

加賀美天馬

う・・・

加賀美天馬

耳が痛いよ・・・

鳥丸崇矢

ま、ゆっくりしてろ

鳥丸崇矢

ちゃちゃっと
作ってやるから

加賀美天馬

あ、ありがとう

鳥丸崇矢

おぅ!

加賀美天馬

崇矢は凄いなぁ

加賀美天馬

俺に無いものを
いっぱい持ってる

加賀美天馬

・・・・・

加賀美天馬

昔からそうだったな

幼少期

天馬(幼少期)

わぁ!凄い!

天馬(幼少期)

これ最新のゲームじゃん

崇矢(幼少期)

天馬と二人で
やりたくてさ

天馬(幼少期)

やろう!やろう!

崇矢(幼少期)

そんな焦るなよ

崇矢(幼少期)

ゲームは逃げないから

天馬(幼少期)

はやく!はやく!

崇矢(幼少期)

わかったよ!

天馬(幼少期)

はやくぅ!

崇矢(幼少期)

わーったってば!

崇矢(幼少期)

ったく天馬は
いつまでも子供だなぁ

天馬(幼少期)

は、早いよ崇矢

崇矢(幼少期)

天馬が遅いんだろ

崇矢(幼少期)

そんなんじゃ
今度のマラソン大会
完走できないぞ!

天馬(幼少期)

だ、だって・・・

崇矢(幼少期)

二人で完走しようって
約束したろ!

天馬(幼少期)

そうだけど・・・

崇矢(幼少期)

ホラ!俺が
特訓してやるから!

崇矢(幼少期)

頑張ろう!な?

天馬(幼少期)

う、うん・・・

崇矢(幼少期)

頑張ればできるって

天馬(幼少期)

うん!

天馬(幼少期)

頑張るよ

崇矢(幼少期)

うん!その意気だ!

高校時代

天馬(高校生)

みんな噂してるよ

崇矢(高校生)

なにを?

天馬(高校生)

崇矢って
イケメンなのに

天馬(高校生)

彼女がいないなんて
不思議だってさ

天馬(高校生)

今まで彼女
居た事ないんだろ?

崇矢(高校生)

興味ないんだよ!
男女の恋愛に!

天馬(高校生)

勿体ないよ

天馬(高校生)

崇矢がその気になれば
モテまくり間違いなしなのに

崇矢(高校生)

モテなくていいよ

天馬(高校生)

好きな人とか居ないの?

崇矢(高校生)

・・・・・

天馬(高校生)

な、なんで
俺を見るんだよ

天馬(高校生)

あ!わかった!

天馬(高校生)

お前だって彼女
居ないだろ!

天馬(高校生)

って言いたいんだろ

崇矢(高校生)

別に・・・

天馬(高校生)

悪かったね!

天馬(高校生)

俺は崇矢みたいに
カッコ良くなくて

崇矢(高校生)

そんな事ねぇよ

崇矢(高校生)

天馬は・・・

天馬(高校生)

天馬は?なに?

崇矢(高校生)

何でもねェよ

天馬(高校生)

なんだよ!ソレ!

天馬(高校生)

変なの・・・

崇矢(高校生)

・・・・・

天馬(高校生)

ぐす・・・

崇矢(高校生)

おい!おい!

崇矢(高校生)

泣くなよ天馬

天馬(高校生)

だって・・・

崇矢(高校生)

あれは不慮の
事故だったんだ!

崇矢(高校生)

残念ではあるけどさ

崇矢(高校生)

お前がそんなに
メソメソしてちゃ

崇矢(高校生)

天国の涼風さんも
悲しむぞ?

天馬(高校生)

そんな事
言ったって

天馬(高校生)

涼風さんは・・・

天馬(高校生)

初めてできた
彼女だったんだよ?

天馬(高校生)

付き合った次の日に
交通事故なんて・・・

天馬(高校生)

そんなのないよ・・・

天馬(高校生)

いっぱいデートとか
してみたかったのに・・・

天馬(高校生)

ぐす・・・

崇矢(高校生)

天馬・・・

天馬(高校生)

俺・・・

天馬(高校生)

どうしたら・・・

崇矢(高校生)

今日は俺がとことん
付き合ってやるから

崇矢(高校生)

たくさん泣けばいいよ

崇矢(高校生)

な?天馬

天馬(高校生)

う、うん・・・

加賀美天馬

そういえば
崇矢って

加賀美天馬

未だに女性と
付き合った事無いって
言ってたよなぁ

加賀美天馬

ほんと勿体無いよなぁ

加賀美天馬

崇矢は俺と違って

加賀美天馬

あんなにイケメンで

加賀美天馬

料理ができて

加賀美天馬

こんな立派な
部屋に住んでて

加賀美天馬

頭良くてスポーツ万能

加賀美天馬

マイナス要素なんて
何ひとつないのに

鳥丸崇矢

なにがマイナスだって?

加賀美天馬

た、崇矢

加賀美天馬

べ、別に
何でもないよ

加賀美天馬

独り言だよ

鳥丸崇矢

どうせおれの悪口だろ

加賀美天馬

ち、違うよ!

加賀美天馬

そもそも
崇矢の悪口なんて

加賀美天馬

行った事ないだろ?

鳥丸崇矢

そんな怒るなよ!
ジョークだろ

加賀美天馬

もう・・・

鳥丸崇矢

そんな事より

鳥丸崇矢

ほら!パスタ!

加賀美天馬

わぁ!美味しそう

加賀美天馬

盛り付けまで
凝ってるんだ!

加賀美天馬

凄いね!崇矢!

鳥丸崇矢

バ、バカ!
大袈裟すぎんだろ

鳥丸崇矢

パスタだぞ!パスタ!

鳥丸崇矢

まぁ料理できない
天馬からしたら

鳥丸崇矢

こんなんでも
手の込んだ料理に
見えるかもだけどな

加賀美天馬

一言余計なんだよ!

加賀美天馬

崇矢は!

鳥丸崇矢

ははは
悪い!悪い!

加賀美天馬

はぁー美味しかった♫

加賀美天馬

腹一杯だよ♫

鳥丸崇矢

口にあったか?

加賀美天馬

もうバッチリ

加賀美天馬

俺好みの味付けで
サイコーだったよ

鳥丸崇矢

そうか!
そりゃよかった!

加賀美天馬

崇矢なら
いい旦那さんに
なりそうだよね

鳥丸崇矢

そ、そうか?

加賀美天馬

うん!絶対そうだよ

鳥丸崇矢

まぁ、ありがとうな

鳥丸崇矢

そう言ってくれて

鳥丸崇矢

嬉しいよ

それから数日間 天馬と崇矢の 共同生活は続いた

最初は一泊だけ するつもりだった天馬だったが 崇矢からの強いススメにより しばらく厄介になる事にした

あれ以来 美琴からのLINE連絡も パタリと止み

しばらく 平穏な日々が続いた

こんな日々が これからも続けばいいのに そう考える天馬だったが

加賀美天馬

遅いなぁ崇矢

加賀美天馬

いつもなら
もうそろそろ

加賀美天馬

帰ってくる
時間なのに

加賀美天馬

連絡も無いし

加賀美天馬

どうしたんだろ・・・

プルルルルル

加賀美天馬

あ、崇矢からだ

加賀美天馬

崇矢?

鳥丸崇矢

ごめん天馬!

加賀美天馬

どうかしたの?

鳥丸崇矢

実はさバイト先で
急に欠員が出てさ

鳥丸崇矢

午後からも
入ってくれって
言われたんだよ

加賀美天馬

あ、そうなんだ

鳥丸崇矢

夕方には帰れると
思うからさ

鳥丸崇矢

昼飯は昨日の
カレーが冷蔵庫に
入ってるから

鳥丸崇矢

悪いけどそれ
温めて食っててくれ

加賀美天馬

あ、そうか・・・

加賀美天馬

仕方ないね・・・

鳥丸崇矢

ごめん!

鳥丸崇矢

自分から
飯食いに行こうって
誘っておきながら

鳥丸崇矢

本当にごめん

鳥丸崇矢

申し訳ない!

加賀美天馬

謝らなくていいよ

加賀美天馬

仕事なら
仕方ないんだし

鳥丸崇矢

悪いな!

鳥丸崇矢

今度埋め合わせ
すっからさ!

加賀美天馬

そんなぁ!いいよ!

鳥丸崇矢

ダメだ!

鳥丸崇矢

それじゃ俺の
気が済まねェから!

加賀美天馬

うん、わかったよ

鳥丸崇矢

じゃ!俺もう
行かなきゃだからさ!

鳥丸崇矢

終わったら連絡するよ

加賀美天馬

わかった

加賀美天馬

仕事頑張ってね

鳥丸崇矢

ああ!

加賀美天馬

もーなんだよ

加賀美天馬

楽しみに
してたのにさ

加賀美天馬

・・・・・

加賀美天馬

まぁ、仕事なら
仕方ないよなぁ

加賀美天馬

・・・・・

加賀美天馬

あれ?崇矢かな?

加賀美天馬

随分早いなぁ

加賀美天馬

もう崇矢ったら

加賀美天馬

自分から連絡するって
言ったくせに

加賀美天馬

急だなぁ!もー!

加賀美天馬

わかった!わかった!

加賀美天馬

今開けるから!

加賀美天馬

鍵は持ってるんだから
自分で開ければいいのに

加賀美天馬

はい!はい!
開けるよ!

ガチャ

加賀美天馬

もう崇矢!

加賀美天馬

帰る前には
連絡を・・・

加賀美天馬

!!!!!!

柊美琴

や♫天馬くん♫

加賀美天馬

み、美琴さん!

柊美琴

お久しぶりね♫

加賀美天馬

・・・・・

柊美琴

あれ?お友達の
崇矢さんは居ないの?

柊美琴

天馬くんひとり?

加賀美天馬

あ・・・

加賀美天馬

今・・トイレに・・・

柊美琴

もー!嘘ばっかり♫

柊美琴

お仕事でしょ!

柊美琴

天馬くんのうそつき♫

加賀美天馬

・・・・・

柊美琴

嘘言っても
わかるんだからね?

加賀美天馬

・・・・・

柊美琴

ちょっと
お邪魔させてもらうね

加賀美天馬

ちょ、美琴さん!

柊美琴

お邪魔しまぁーす♫

加賀美天馬

ちょ・・・

柊美琴

へぇ・・・

柊美琴

立派な部屋

柊美琴

素敵なお部屋ね♫

柊美琴

彼、お金持ちなのね

加賀美天馬

ちょっと美琴さん

加賀美天馬

帰ってくださいよ

柊美琴

もぅ♫天馬くんったら♫

柊美琴

敬語なんて
よそよそしいんだから♫

柊美琴

彼女相手に
敬語使う必要ないじゃん♫

柊美琴

タメ語で話そうよ♫

加賀美天馬

・・・・・

柊美琴

さ!ちょっと
お話しましょうか♫

柊美琴

邪魔者もいない
訳だし♫

加賀美天馬

・・・・・

柊美琴

ね?

財布を落としただけなのに

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コメント

4

ユーザー

あー!もー!せっかく逃げることができたのに!ここからどうなるんだろう…。とりあえず天馬くん逃げて!

ユーザー
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