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さーちゃん▷ありがとうー💕 さーちゃんにいい話って言って貰えるの、凄い嬉しい!
nattiちゃん▷好きって言ってくれるの嬉しいな😆
井之上さん▷めっちゃ喜んで 下さってますやん😭✨ 私の話でこんなに盛り上がって 貰えて嬉しいです🥰
今日は、楽しい日になるはずだった。
私と、遥くんと、玲くん、菜々葉と 遊ぶ予定で。
男の人に、絡まれるまでは。
明梨
私が叫んだとき、遥くんが 助けに来てくれた。
遥くんは、私を解放してもらうために
男たちに殴られ、ボロボロに なってしまった。
私は、腕を掴まれたままだったから
見ているだけで、何も出来なかった。
明梨
明梨
明梨
明梨
男たちが町中に消えていったあと、 震える声でそう言った。
遥
遥くんが、口を動かした。
明梨
聞こえないよ。
私の目から大粒の涙が 溢れた。
明梨
明梨
明梨
いつからだろう。
遥くんの声が、聞こえなく なったのは。
いや、違う。
本当は覚えてる。
それは、まだ私が小学6年生 だった頃。
2年前。
教室に入ろうとした時、
男子
男子
明梨
男子たちの話し声が 聞こえた。
扉の前で立ち止まる。
遥
…遥くんだ。
私の顔が真っ赤なのが 分かった。
遥
遥
明梨
心臓がズン、と重くなる。
その場から動けない。
私のこと、嫌いだったんだ。
遥くんとはよく遊んでいたし、
私、両思いなんじゃないかって 浮かれてた。
扉にもたれかかるように、 しゃがんでうずくまる。
もう、遥くんの言葉を聞くのが
怖い。
今は
遥くんの声を聞きたくない。
誰かが、走って教室を 飛び出してきた。
泣きはらした顔を、 上げる。
明梨
明梨
遥くんは、一生懸命に 口を大きく動かしていた。
大きな声だろうに、
私には何も、聞こえなかった。
きっと、あの時遥くんが
私のことを嫌いと言ったから
ショックで、聞こえなくなって しまったのだろう。
明梨
明梨
遥くんは、私のことを 嫌いだったんじゃないのか。
いや、今はそんな事どうだっていい。
遥くん、
あなたの声が、聞きたい。
強く、願った。
遥くんに抱きしめられた。
遥
遥
…え?
今のって…
私が最後に聞いた声よりも、
少し低くなっていた声で
間違いなく、遥くんがそう言った。
明梨
考えるよりも先に
口からポロリと溢れた。