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翌日の朝。 街には、何やら異様な空気が漂っていた。
メグ
メグ
メグ
二人から『絵を守る方法』を教わってから、ユリウスさんの気はどこか遠くにあるようだった。
あれこれと話を振っても、上の空。
昨日までの、あの温厚な姿は何処へいったというのか。
ゲオルク
メグ
ユリウス
ユリウス
ゲオルク
ゲオルク
メグ
苦々しい表情で、ゲオルクさんが指を指す。 その先にある大きな板は、以前、絵と小説のランキングが載っていた場所だ。
しかし、今は違う。 代わりに別の紙が貼られ、そこに一人の女性が立っていた。
ライザ
ライザ
ライザ
ライザ
ライザ
ライザ
ライザ
ライザ
ゲオルク
ライザ
ライザ
ライザ
メグ
ゲオルク
ゲオルク
ミーシャ
サーシャ
ミーシャ
ライザ
サーシャ
ライザ
ライザ
ゲオルク
ゲオルク
ゲオルク
メグ
血の気が引き、青ざめたユリウスさんの足元が、フラフラと頼りなく揺れる。
そんな彼を嘲笑うように、華やかな香水と取り巻きを引き連れて、クロエ達が歩み寄ってきた。
クロエ
クロエ
ユリウス
ユリウス
クロエ
クロエ
クロエ
クロエ
ミーシャ
クロエ
クロエ
クロエ
彼女の甘ったるい囁きに、ユリウスさんは僅かに眉根を寄せた。
クロエ
クロエ
クロエのその発言に、場はどよめく。
泥棒根性丸出しの彼女に引いた……というより、新発見のネタに興奮している様子だ。
町民
町民
町民
町民
メグ
メグ
町民
クロエ
クロエ
クロエ
嘲り、焦燥、欲の滲んだ熱気。
それが、写鏡を持つ者達の目の中で、はっきりと揺れている。
彼らの悪辣な笑みは、本当に同じ人間なのかと疑うほど、醜く歪んでいた。
ハンス
ハンス
ハンス
メグ
ライザ
ライザ
その場にいた町民たちの視線が、私に集まる。 プレッシャーを感じながらも、私は口を開いた。
メグ
メグ
メグ
メグ
クロエ
クロエ
メグ
メグ
メグ
メグ
町民
町民
町民
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
メグ
ライザ
ライザ
ライザ
ライザさんは手元の書類をめくり、事務的なトーンで続ける。
ライザ
ライザ
ライザ
ライザ
ライザ
ハンス
ハンス
ライザ
ライザ
ライザ
ライザ
ライザ
ライザ
メグ
ライザ
ライザ
ライザ
メグ
メグ
メグ
ライザ
ゲオルク
ライザ
ライザ
ライザ
ライザ
ライザ
ライザ
ライザ
ライザ
ライザ
メグ
ゲオルク
苦々しげな文句にも振り返らず、ライザは馬車に乗り込む。
その後ろ姿を見送るしかできない私の肩を、彫刻のように綺麗な手が、ぽんと叩いた。
クロエ
クロエ
クロエ
メグ
私達のやり取りが気になるのだろう、野次馬の視線がこちらへ注がれる。
クロエ
クロエ
クロエ
クロエ
メグ
クロエ
クロエ
クロエ
クロエ
メグ
メグ
クロエ
クロエ
クロエ
私の胸元を指差して、クロエはヒステリックに声を張り上げる。 キンキンと響く声に、私は思わず眉を寄せた。
町民
町民
誰かしらから、いよいよ手が出るかも、と身構えた時だった。
ゲオルク
クロエ
クロエ
クロエ
クロエ
クロエが勝ち誇ったように笑い、野次馬たちがニヤニヤとこちらを覗き込む。
その、刺すような視線と嘲笑の渦の中。
フレデリカ
場違いなほど儚げな、消え入りそうな声が混ざった。
クロエ
凛とした、けれど体温を感じさせない程、冷たく透き通った声。
野次馬たちが割れるように道を作り、一人の少女のために道を作る。
ゆっくりと歩み寄ってきたのは、白百合のような清廉さを纏った少女だった。
大きな瞳に涙を溜め、今にも泣き出しそうな顔で、クロエとの間に割って入ってくる。
クロエ
フレデリカ
フレデリカ
フレデリカ
フレデリカ
フレデリカさんはクロエを優しく、けれど拒絶を許さない強さで押し留めると、呆然とする私の前に跪くようにして視線を合わせた。
フレデリカ
フレデリカ
フレデリカ
フレデリカ
フレデリカ
柔らかく、春の陽射しのように微笑む彼女には、嘘偽りの色がないように見える。
思わず肩の力を抜いた、その時だった。
サーシャ
ミーシャ
ユリウス
ユリウス
サーシャ
メグ
ゲオルク
ゲオルク
ミーシャさんとサーシャさんに引っ張られて、私達は広場を後にする事になる……