湊
ならさ、俺と付き合わね?
芹
は、?
芹
湊、なに言ってんの?笑
本気だろうか、
私には好きな人とかいないし、 恋とか何も分からない
そんな私と本気で付き合いたいとは 到底思えなかった、
湊
俺さ〜、
湊
昔からお前のこと好きだったんだよね
芹
そんな、急に言われても、、
湊
あー、うん
湊
返事はいつでもって感じだから
芹
、、、湊、私、無理だよ、?
湊
なんで〜?
芹
なんでって、そんなの、、、
芹
私、湊とは友達がいいし
芹
まず、恋愛とか分かんないし
湊
俺なら大人の遊び、とか
湊
教えられるよ?
芹
は、
そう言って湊は私の手首を強く掴んだ
湊
ここ使われてない教室だよ、?
いつも優しくてふざけてるような 湊とは違った
嗚呼、こいつも男子なんだって、 そう思った
芹
湊、やめて、。
湊
芹のことグチャグチャにしていい?
芹
やめて、湊、ねぇ!
湊
いいでしょ?
芹
ねぇ!湊!!
気付いたら泣いていた
怖くて怖くて
こんなにも怖くなったのは 何時ぶりだろうか、
震えていた
なんでだろ
こういう時、1番に脳裏に浮かぶのは いつも君なんだ、。
紫苑
何してんの?
君は教室のドアに寄りかかって 顔を顰めていた
感情が読みにくいアイツでも 分かってしまう程、怒っていた
なんで来るかな、
なんで、こんないいタイミングばっか、
ずるいじゃん
湊
あ’’?
芹
、っ
紫苑
あっぶね
紫苑
気ぃ失うなよ、ばか
芹
生き、てるし、
紫苑
自分で立て、重い
芹
一言余計、笑
湊
チッ つまんね
そのたった一言だけ残して
湊は去っていった
紫苑
まじなんなの、アイツ
紫苑
俺、アイツきらーい
紫苑
まじむりー
芹
小学生、w
紫苑
お前もアイツと一緒に墓行くか?
芹
なら、お前といた方がマシ
紫苑
だろーな
紫苑
アイツのせいで帰んの遅くなった
紫苑
まじ無理
紫苑
明日ボコろうかな
芹
私も参戦していい?
紫苑
おー、みんなで殴るか?
紫苑
軽く墓行き程度に
芹
いいじゃんw
芹
、、、
紫苑
、、、
芹
ありがと
紫苑
ごめんな
あれ、なんか掛ける言葉間違えた、?
紫苑
助けんの遅れた。悪かった。
芹
、w
芹
助けてくれて、ありがと
紫苑
、、、素直だな
芹
あー、前言撤回
芹
助けてくれなくても良かったです
紫苑
まじ墓行けよ
芹
は、無理
芹
せめて海で死にたい
紫苑
死に方に希望あんのかよ
芹
あるだろ、ばか
紫苑
俺はー、、、
芹
、、、無理に言うなし
紫苑
あと数ヶ月だけ
芹
、っ
紫苑
学校で楽しもうかなぁと
紫苑
思ったり、思わなかったり、。
芹
あっそ
芹
まぁ人生アンタのものだし、
芹
好きなようにしなよ
芹
ね、?
紫苑
、、、おう
芹
ただいまー、
お母さん
芹、今日どっか外食する〜?
芹
どしたの、急に
お母さん
作るのめんどくさーい
芹
、w
芹
いいけど
お母さん
どこがいいー?
お母さん
高級レストラン?イタリアン?中華?
芹
パスタがいい
お母さん
お母さんもそんな気分だった!
芹
そっかw
こんな会話をする様になれたのも あいつのお陰かな、って
君が数ヶ月後いないなら私はこれ以上 変われることは無いのかな、って
そう思うと、胸が少し痛むんだ、。