今日は九月九日
気温は三十度越え
いるまくん
だるそうな声をあげたのはいるま。
苺味のアイスキャンディーを口に入れながらうちわを仰いでいる
らんくん
そう相槌を打った俺はぶどう味のアイスキャンディーをかじった
いるまくん
らんくん
いるまくん
らんくん
いるまとはなしていると、この暑さも忘れてしまう
いるまくん
らんくん
いるまは今にも溶けそうな声で言った
俺はいるまが好きだ。
友達としてじゃない。恋愛として
らんくん
いるまくん
俺が問いかけると寝そべって居た体制をきちんとした体制に変えてくれる
そんな律儀なとこも好きだ
らんくん
いるまくん
いるまくん
違う。分かってないよ。いるまはなんにも分かってない
いるまくん
らんくん
いるまくん
らんくん
いるまくん
いるまくん
らんくん
いるまの言葉を遮って俺は止めた
いるまくん
らんくん
いるまくん
らんくん
いるまくん
らんくん
いるまくん
いるまくん
らんくん
いるまくん
らんくん
いるまくん
いるまくん
らんくん
パニくる俺の唇に柔らかい物がふにっ、と当たった
ビックリして顔をあげると顔が真っ赤になったいるまがいた
いるまくん
そういい、いるまはそっと俺を包み込んだ
体が密着して少し熱い
いるまの頬から涙が一筋落ちたのを俺は見逃さなかった
いるまくん
らんくん
俺はらんのことが_
なつくん
みことくん
ここはどこなのだろう。
白い天井に大きめのベット
ここは病院だ
こさめくん
らんくん
すちくん
らんくん
そう問い掛けるとみんな俺から目を逸らし、酷く顔を歪めた
すちくん
すちくん
らんくん
らんくん
らんくん
俺は声が出なくなるまで泣き続けた
らんくん
いるまくん
らんくん
みことくん
らんくん
こさめくん
らんくん
あの言葉の続き…教えてよぉ…
いるまくん
いるまくん
好きだ
明ける事の無い俺らの夏。
… 𝗍𝗁𝖾 𝖾𝗇𝖽
コメント
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好きすぎて無理……