17話 【BFF】
ショウタ
(俺の腕が、、、斬り落とされる、
やばい!!!)
やばい!!!)
ソージ
恨むな!!!
ズルンッ!!
ショウタ
!!?
ソージ
……!
ライト
ギュイッ!
ライト
ショウタ!!
ライト
今だ!!
ライトは、特技のロープ術でソージの右腕を縛り自身の方向へ引いた。
ソージ
なんの真似だ?
ライト
ショウタ!!頼む!
ライト
今のうちだ!
ショウタ
全く、さすが俺の親友だ
下っ端
まて!お前そこでなにをしている
ユウ
ッチ、1番前の見張り役か
下っ端
お前たち、何者だ!
下っ端
檻から逃走したのか!?
ユウ
だったら何だ?
下っ端
か、確保する!
ユウ
……はぁ
シュンッ!
下っ端
痛い!なんだこれは
ユウ
お前にやるよ
下っ端
ちゅ、注射器?
下っ端
か、、からだがし、、しびれ、、
ユウ
すげーな、さすがあのエミコの部下が作った痺れ薬だ
ユウ
部下でもこんなもの作れるなら、エミコが作る薬があれば
ユウ
母さんを、、、
ドフィ
お前、この異能剤でどれだけ金儲けをした
エミコ
残念だけど、私はお金の為に異能剤を作ったことは無いわ
ドフィ
嘘をつかなくていい
エミコ
本当よ
ドフィ
……じゃあ、なんの為にお前はこんな物を発明したんだ
エミコ
……、可能性を広げるためよ
ドフィ
可能性だと?
ドフィ
その可能性でお前は悪をも動かしている、それが本当に可能性を広げた事になっているのか?
エミコ
可能性が広がれば悪なんて無くなると思わない?
ドフィ
ふん、
くだらんことを聞いてしまったな
くだらんことを聞いてしまったな
ドフィ
さて、俺が求める異能剤はどうだ出来そうか?
エミコ
残念だけど、作っていないわ
ドフィ
あ?
エミコ
こんなしけた材料と機器でより良い異能剤なんて作れるわけないじゃない
エミコ
それにあなた、もう異能剤を服用したでしょ?
ドフィ
どうしてそれを?
エミコ
気づいていないの?
エミコ
異能剤を服用すれば身体に何の異能剤を服用したか分かるようにタトゥーのような模様が身体の一部に浮かぶようになっている
エミコ
あなたの場合は右の首筋ね、どこに浮かぶかは個人差もあって分からないけれど私はマークを見れば作った本人よ、分かるわ
ドフィ
ほぉ、だとしてそれがどうした?
エミコ
異能剤を複数服用すればアレルギー反応を起こし死亡する。
エミコ
貴方が欲に負け、アタッシュケースに入ってた異能剤をもう1つ服用しないか狙っていたけど
エミコ
残念だけどその様子だとなさそうね
ドフィ
それを聞いて俺が求める異能剤を作らないとでも?
ドフィ
それでも構わない、質が悪くても俺は金と部下の質の向上の為にも異能剤を求めている
ドフィ
解放はしない
エミコ
はぁ、なら言うわ
エミコ
ここにあるものじゃ異能剤を作れたとしてもペットボトルのキャップ程度の火の玉がシャボン玉のようにプワプワ浮かすことができる程度よ、持続時間も3秒持つかどうか、
ドフィ
笑かしてくれる、冗談はよせ
エミコ
本当よ、私の目を見たらどう?
エミコ
貴方が服用した異能剤は、相手の目を見ることで嘘かどうか判断できる。優れものよね
ドフィ
あぁそうさ、はずれを飲んだよ
ドフィ
だが、今は役に立っているがな
ドフィ
さっきまで目を合わしてくれなかったのはそういう事だったのか
エミコ
まぁ、そうね
ライト
いっけぇぇ!!
ショウタ
ウォォォ!!!狐火!!
ソージ
ック!!
ボワッンッ!!
ソージ
………ガハッ
マコト
口から煙が、、こんなのアニメでしか見た事ない
チアキ
風をある程度操る人も、手のひらから炎放つ人間も炎を剣で斬ってしまう人間もアニメぐらいしか見たことないでしょ、、。
チアキ
まぁ、あの男の場合…異能使ってないけど、、。
ショウタ
ライト、、助かった。
ライト
いや、俺の縄まで焼くなよ
ショウタ
しょうがねーだろ!力加減ムズいし、てか加減出来ても焼けるだろ!
ライト
ははっ、冗談冗談
ライト
あはっ、あははっ
ショウタ
どうした?ライトそんな面白いか?
ライト
いや、ショウタが無事で
ライト
うん、無事で良かったって
ライト
そう思うと嬉しくて、
ショウタ
なんだよ、それw
キランッ
ソージ
親友ごっこは寄せよ
ショウタ
!?
ライト
うそだろ、、
ショウタ
あれを食らってまだ…
グルングルングルン
ソージ
30秒で斬り刻んでやる
グルングルングルングルン
ライト
もう、隙はねーぞ
ショウタ
俺がなんとかするさ
ライト
無茶だ!どんな技を使っても
ライト
炎は斬られる。
だからといった近づいたら終わりだ!
だからといった近づいたら終わりだ!
グルングルングルン!
ソージ
シネェェ!!
チアキ
みんな伏せて!!!
ヒメカ
え?、きゃぁぁ!
チアキ
ナイフの持ち手と持ち手を繋げ異能を込めて全速力で回転させた!
チアキ
威力はどれほどか予測できないけれど、十分なはず!
チアキは右手で持ち手と持ち手を繋げた二本のナイフをブーメランのようにソージに向け投げた!
ソージ
知っているぞ、女
ソージ
お前の異能は大したことないとな
チアキ
それは、武器を使用しないで大きく左右の手を前に突き出した全体攻撃の衝撃波の話、
チアキ
だけど、今回はそうもいかないかもしれないよ?
ソージ
ならば、飛んでくる
ナイフを斬れば済む話
ナイフを斬れば済む話
チアキ
できるといいね、
チアキ
いっっっケェェェ!!!
しゅるるるるんっ!
ソージ
何!?ナイフが停止しただと!?
チアキ
回転の停止は操作できます♡
サイクロン!
ズバァンッ!!!
チアキ
武器を使用した場合、その武器の回転が停止した時に風が発生する。
チアキ
だけど、横向きに竜巻が発生するなんてびっくりしちゃったぁ
ショウタ
最初からそれ使えば勝てたんじゃ
ライト
それ、、。
チアキ
危機的な状況にならないとこんな大胆なことできないし、
チアキ
あの時は相手も元気で回転させる時間の余裕なんてなかったもん
ヒメカ
なんなの、この人たち…すごい
チアキは床に落ちた二本のナイフを拾ってそう言った。
そして、、
バァァンッ!
ソージ
ガハッッ
ドフィ
あ?
エミコ
あれは、大剣使いの
ドフィ
あの定位置からドアを突き破る勢いで吹き飛ばされただと?
ドフィ
一体どうやってだ?
ドフィ
おい、エミコこれはどういうことだ?
エミコ
(……もしかして、ギバーさんにあげた旋風の異能剤??)
エミコ
(だとして、生身の人間の力だけで人間を大きく吹き飛ばすほどの力には、、。)
エミコ
武器でも使用したのかしら?
ドフィ
お前それ本気で言ってるのか?
エミコ
(何か勘違いしてるみたいねこの人)







