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十話で終わらせる予定が………まぁ予定は未定ということで。引き続きよろしくお願いしますm(_ _)m
ヴィアルテ
ヴィアルテ
サタン
時塚夫婦の死体はすでに運び出され、
現場検証も終わったのだろう。
しかし、
玄関には黄色いKEEP OUTのテープが貼られ、
室内はおそらく発見時のままの放置されていた。
ヴィアルテ
ヴィアルテ
サタン
サタン
ヴィアルテ
サタン
サタン
サタンはダイニングテーブルの椅子を指さす。
サタン
サタン
ヴィアルテはじっとダイニングテーブルを見つめるが、
そこにケーキは無かった。
毒物の有無を調べるため
鑑識が持ち出した可能性がある。
サタン
サタン
サタン
ヴィアルテ
サタン
ヴィアルテが天井を見たので、
サタンもつられて天井に目をやると
血しぶきが天井まで届いていた。
ヴィアルテ
視線をベランダに向ける。
ダイニングテーブルに座って左方向に首を向けると、
そこにベランダへと繋がる大きな窓が見える配置だ。
ヴィアルテ
サタン
サタンは窓に近づき、
ベランダを見る。
しかし、
そこに太郎の死体は無かった。
サタン
サタンが低い声で唸ると、
ヴィアルテは窓を開けてベランダに出る。
そして、
見下ろした。
サタン
真夜中だ。
当然下は暗闇が広がっているだけなのだが、
使い魔のヴィアルテの目は夜目が効き、
よく見えた。
ヴィアルテ
サタン
ヴィアルテ
ヴィアルテ
サタン
ヴィアルテ
そう言うと”ひょいっ”とベランダの手摺を飛び越えた。
五階という高さだったが、
サタンは驚くことも心配することもなく、
振り返り再び部屋を見渡す。
サタン
サタン
サタンはそう言って眉間に皺を寄せた。
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ベザル
太郎
ベザル
太郎
太郎
ベザル
太郎
太郎
ベザル
ベザル
太郎
太郎は開いた絵本のページに視線を落とす。
そこには、
両親に抱き締められる女の子の絵が描かれていた。
ベザル
太郎
ベザル
ベザル
太郎
太郎
ベザル
ベザル
太郎
太郎
ベザル
太郎
ベザル
太郎
太郎
ベザル
太郎
太郎
ベザル
太郎
太郎
太郎
ベザル
ベザル
太郎
太郎
ベザル
ベザル
太郎
太郎
太郎
ベザル
ロマリエル
ロマリエル
ロマリエルがバタバタと部屋に入ってきて、
台所に立つ。
太郎
ロマリエル
太郎
ロマリエル
ロマリエルは笑顔で言って頷くと、
太郎は立ち上がり台所に向かう。
ベザル
ベザル
ベザルは辺りの空気を嗅ぐ。
ベザル
ベザル
ベザル
ベザル
太郎
パリンッ!
ロマリエル
ベザル
太郎
床には割れた皿の破片が散らばっていた。
ロマリエル
太郎
ベザル
太郎
太郎
太郎
ロマリエル
ロマリエルは
そっと太郎を抱き締めた。
太郎
太郎
太郎
太郎
太郎
太郎
ロマリエル
ロマリエル
ロマリエル
太郎
ロマリエル
太郎
太郎
太郎
太郎
ロマリエル
ロマリエルは力いっぱい抱き締め、
そして、
頭を優しく撫でた。
太郎
ロマリエル
ロマリエル
太郎
ロマリエル
太郎
ロマリエル
ロマリエル
ベザル
ベザル
ベザルは首を傾げて見せる。
ベザル
ベザル
太郎
太郎は涙で濡れた目で
ロマリエルと見つめ、
太郎
ベザルを見つめた。
ベザル
太郎
ロマリエル
ロマリエル
ベザル
太郎
ロマリエル
ロマリエル
太郎
太郎
ベザル
そう言って
ベザルは微笑んで見せた。
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サタン
太郎
太郎
サタン
太郎
サタン
太郎
サタン
サタン
サタンはさも当然のことのように言ってのけた。
ロマリエル
ロマリエル
太郎
サタン
ロマリエル
ベザル
サタン
太郎
サタン
太郎
サタン
サタン
太郎
太郎
サタン
太郎
サタン
太郎
太郎
サタン
サタン
太郎
サタン
サタン
太郎
サタン
サタン
ロマリエル
二人は恭しく頭を下げ、
太郎は嬉しそうに部屋を駆け回った。
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