拓海
…………愛璃…………
愛璃
………
愛璃
………たく………み?
愛璃
ここは………何処?
拓海
愛璃!!
拓海
先生!愛璃が!
先生
愛璃さん!
愛璃
あれ?私………がん……じゃなかったっけ………
先生
がん!?愛璃さんがんにはなってませんよ?
拓海
がんになってましたよ!
愛璃
え………?
先生
ここ………学校ですよ?病院じゃありませんよ?
先生
それにがんって………
拓海
………
愛璃
………
先生
ほら、教室行きますよ。
拓海
(なんで生きてたんだろう。)
愛璃
う………
愛璃
(?)
拓海
愛璃!
拓海
いきてたのか!?
愛璃
あなた………誰?
拓海
愛璃!?
愛璃
?
拓海
愛璃………どうしちゃったんだ?
拓海
あ!それよりも………先生!愛璃が!
お医者さん
愛璃さん!
愛璃
………?
拓海
愛璃が記憶喪失してるんです!
お医者さん
愛璃さん!
お医者さん
大丈夫ですか?
愛璃
ここは…………
お医者さん
病院です!
お医者さん
それよりも、お家に帰りましょう。
拓海
どうぞ。
愛璃
……ありがとうございます。
拓海
……
愛璃
……美味しいです。
拓海
良かった。
愛璃
あの、あなたのことを教えて下さい。
拓海
俺は拓海。君が記憶喪失をしてたから、分かんないと思うけど、君の彼氏だ。
愛璃
そうなんだ。
拓海
急にタメ口なんだね。
愛璃
だって、私があなたの彼女って分かったから。
拓海
………そっか。
愛璃
あ、あの、「拓海」って呼んでいいですか?
愛璃は、照れ臭そうに言った。
拓海
も、勿論!
愛璃
ありがとうございます!いや、ありがとう!拓海!
拓海
………
愛璃
あ、あれ?タメ口嫌なのかな?!
拓海
………そんな事ないよ。
愛璃
………よかった。