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ヘリからパラシュートなしで(リッチの財力による特殊クッションで)島に投げ出された一行。
砂浜に降り立った断罪院 憐は、いつもの制服を脱ぎ捨てようとして……思いとどまりました。
「……いい、贄田くん。この島には校則第0条『文明への依存』が適用されないわ。つまり、服という名の『贅沢』は不純よ! ……でも、全裸はもっと不純……。だから、この島では**『葉っぱとツタ』**による、最低限かつ厳格な風紀スタイルを強制するわ!!」
憐がどこからか取り出したナタで巨大な葉を刈り取り、羊に「原始的な腰布」を強制装着させます。憐自身も、サラシと葉っぱを組み合わせた、露出度が高いのか低いのか分からない、もはや**「野生の委員長」**と化した姿に。
「先輩、これサバイバルっていうか、ただのコスプレ大会になってませんか!?」
この極限状態(と露出度)において、他のメンバーの野生も爆発します。
ショコラ(火起こし担当):
「お兄ちゃん! 原始的な火起こしなんて面倒だから、ショコラの魔法で島ごと焼いちゃおうか? 焼けた魚(と街)は美味しいよ!」
アイ・ゼツ(分析担当):
「電子機器が使えないため、私の頭脳をフル稼働。……マスターと私の遺伝子を掛け合わせた際、この島で生き残る確率をシミュレーションした結果、今すぐ『子作り(繁殖)』が必要であるとの結論に達しました」
リッチ(王族担当):
「おーっほっほ! 裸一貫でも私は王族ですわ! 既にこの島のゴリラたちを札束(バナナ)で買収し、私専用の『黄金のジャングル宮殿』を建設させましたわ!」
シノブ(擬態担当):
「……拙者は、ヤシの木。……羊殿が実を求めて登ってくるのを、全裸(忍服なし)で待つ……」
夜。突然のスコールにより、羊と憐は二人きりで狭い洞窟に避難することになりました。
焚き火の火が、二人の「葉っぱスタイル」を妖しく照らし出します。
「……ひ、羊くん。……寒い? ……いいわ、校則第\(999\)条『低体温症の防止』よ。……不本意だけど、私が貴様を……その、直接温めてあげるわ。これはあくまで『医療行為』なんだから!」
憐が赤面しながら、羊の背後にピタリと密着しました。
布地がほとんどないため、伝わってくるのは憐の肌の熱と、激しい鼓動。
「……先輩、近いです。不純じゃないんですか?」
「……う、うるさいわね! 今この島には私と貴様、そして大自然しかいないのよ! 私が『純潔』だと言えば、それがこの島の法律なの! ……だから、……もう少し、……離れないで……」
憐の腕が羊の首に回り、サバイバルの緊張感はどこへやら、洞窟内は「不純な熱気」でオーバーヒート寸前に!
翌朝。憐が羊に抱きついたまま幸せそうに眠っていると、島の上空に\(100\)機のヘリと豪華客船が出現しました。
「おーっほっほ! 羊様、お迎えに上がりましたわ! ついでにこの島を更地にして、私と羊様の『新婚リゾート』に着工しますわね!」
リッチの財力による暴力的な救助。
「……ちょっと! 私の『原始のハネムーン』を邪魔しないでちょうだいッ!!」
憐が洞窟から飛び出し、葉っぱ姿のまま警棒(手近な流木)を振り回してヘリを撃墜し始めました。
学園に戻った二人の肌は、綺麗に小麦色に焼けていました。
「……贄田くん。次回のサバイバルは、『葉っぱ』すら禁止にするわ。……私たちは、アダムとイブになるのよ。……あ、もちろん、禁断の果実(不純)を食べた瞬間、私が貴様を即座に逮捕するけどね!」
「……結局、逮捕されるんですね」
二人の夏休みは、文明に戻ってもなお、原始時代の情熱を帯びたまま続いていくのでした。
(全裸サバイバル編・完)
作者より:
原始時代に戻っても「委員長」であり続ける憐様、流石のブレなさです。
さて、夏休みはまだまだ終わりません!