テラーノベル
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身悶えるたびに水音が鳴り、その音に脳内まで犯され続けていると、叶糸がタクトでも扱うみたいな動きをして魔力で編んだ鎖を指先で操作して、今度は彼に向かって尻を突き出すみたいな体勢にさせられてしまった。
「い、やぁぁ、は、はじゅか、しぃっ」
もうまともな言葉なんか全然操れない。語彙力が家出してしまって帰って来てくれる気配も無いとか、いい歳して悲し過ぎる。
「どっちの孔も丸見えとか、ホント最高だな」
特徴的な『龍』の尻尾までもをがんじがらめに鎖で縛り、そのまま持ち上げられ、恥部の全てを彼の前に晒されているせいで羞恥が限界を越え、ボロボロと大粒の涙を流してしまった。だが「あんまり煽んないでよ」と興奮気味に返されるだけで、『泣かないで』と慌ててやめてくれる気配は微塵も無い。
膝立ちになり、叶糸が両手で私の臀部を鷲掴みにする。動きが雑なせいで少し痛いが、むしろそのせいで彼の興奮度合いがわかってしまい、逆にちょっと気持ちいいかもとか……『変態か?』と自分にツッコミたくなった。
「ホントはもっとちゃんと追い込んで、契約魔法を重ね掛けにしてがんじがらめにしておきたいんだけど、もう、オレの方が限界だな」
魔力で編まれた鎖が急に上方向に引っ張られ、枷を嵌められている両太腿が連動してくんっと持ち上がった途端、叶糸は私の恥部に己の屹立をぐっと押し当ててきた。熱く、硬く、私が受け止めるにはかなり大き過ぎる気がするのだが、今それを指摘したところで彼が止まるとは到底思えない。だけど内心物申したい気持ちで一杯だ。
「か、かにゃ、と、あの、流石に、な?コレ以上は……」
体格差のせいで膝が浮き、心許ないせいもあってか頑張って口にした声はかなり小さくしか出てこなかった。昨日に引き続きでもあるし、今日も散々叫び過ぎているから、もう既に喉を痛めてもいるのだろう。
「コレ以上をして、やっと『夫婦の営み』が始まるんだろ?此処で止めたらただのお遊びだろうが」
閨事情に詳しい訳じゃないが、少なくとも『初夜』で、魔力で編んだ枷と鎖で拘束されたうえに、初手がこんな交尾みたいな体位からっていうのはほぼほぼ無いのでは?とは思うが、言葉には出来ない。うっかり本心をぶちまけようものなら、そのままずるっとナカに挿入ってきてしまいそうな程、危うい箇所を切先で何度も撫でられているからだ。
(ど、どうしよう、このままじゃ、本当に最後までいってしまうっ)
そんな事をぐるぐると考えるけど思考回路がすっかり破断していて妙案なんか一つも浮かんではこない。そうこうしている間にもう、先っぽがぐぐっと挿入ってき始めてしまった。
「ひゃあぁ!」
場違いな声をあげたが、叶糸のモノが萎える程では到底なかったみたいで、また少しぐぐっと肉壁を掻き分けて挿入ってきた。その度にミチッと音が鳴っている様な錯覚を覚え、痛みで体が強張る。
「やばっ……想像していたよりも、コレ、かなり……」
「にゃ、にゃにか、変なのか?」
私の体の構造が何か間違っていたかと焦ってしまう。だけど両腕は相変わらず吊り下げられたままで、振り返って叶糸の顔色を窺う事すら出来ない。
「いいや」と言い、叶糸がゆるっと首を振る。今度は彼の体温がこちらに近づいてきたと思ったら、耳元で「すっげぇ気持ちいい、だぁけぇ」と、貴族らしからぬ口調で言われ、ゾクッと全身が大きく震えた。
「……まぁた軽くイッたのか。可愛いなぁアルカナは。でも、その、今はちょっと勘弁して欲しい、かな」
はぁと大きく息を吐き出し、また少し叶糸が熱塊を押し挿れてきた。感覚的に、まだきっと鈴口をやっと飲み込んだくらいだと思うのだが、なのにもう既にナカが苦しい。ドロドロの愛液で満ち満ちて、そこに彼の蜜液がたっぷり混じろうとも埋められぬ『体格差』という名の壁が立ちはだかっている気がする。胸はそれなりにはあっても、私のこの体はマーモットボディの時とは正反対でかなり細い。ちょっと蜜路を進まれるだけで肉壁が軋む程に痛み、じわりと破瓜の血が内腿を伝って落ちていく。
「難関は、越えた、かな」
ははっと笑う声が嬉しそうだ。でも流石に私も知っている。……コレで終わりじゃないんだって事を。
「ココからは、もう一気にいくから、ちょっと覚悟するんだぞ」って、吐息を耳に吹き込みながら言うとか……もう本当に勘弁して欲しい。
雑に呼吸を何度も繰り返す。覚悟とか言われても、何をどうしていいのかわからない。
「あ、えっ」と不安気な声を零していると、叶糸が背後から私を強く抱き寄せ、それと同時に最奥にまで一気に熱塊を突き挿れた。だからって、「んおっ!」と腹を殴られた時みたいな大声をあげてしまうなんて、情けない。
薄い腹の形がボコッと変わっているのがなんとなく分かる程、胎の中が苦しい。子宮を押し上げられている衝撃か、肉壁が全体的に急に広がった痛みのせいなのかは不明だが、目の前が明滅し、一瞬意識が飛んでしまった。
「大丈夫か?」
全然ちっとも大丈夫じゃない。だけど困った事にそれもじわじわ消え始めていくとか、己の回復力が恐ろしい。——しかもなんか……じわりと変な感覚がナカから周囲に段々と広がっていっている感じがする。
(マズイ、コレは、知っちゃいけないやつだ)
そうだとわかっているのに『……このままでは、物足りない』だなんて、ちょっとでもそう思ってしまった瞬間、無自覚のまま、体が軽く動いてしまった。彼のモノを扱くみたいな、早く擦ってと甘えるみたいな、そんな動きだ。
その瞬間。叶糸の瞳がスッと細くなり、ペロリと唇を舐めた。完全に獲物を前にした捕食者の顔である。
「……愛してるよ、アルカナ」
熱っぽい声でそう呟いたと同時に、叶糸の動きが急に激しくなった。
コメント
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ああ、第41話……読了しました。もうね、アルカナの「語彙力が家出してしまって」って内面ツッコミ、めちゃくちゃ共感しながら笑っちゃいましたよ(笑)。でもその直後の羞恥と快感が混ざり合う描写の生々しさがすごい。拘束されながらも無意識に彼を求めてしまう体の動き——あれで叶糸の目つきが完全に変わるところ、最高でした。「愛してるよ」からの怒涛の展開、これはもう逃げ場がないですね。続きが気になるところです……。
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