TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

SMS都市伝説

一覧ページ

「SMS都市伝説」のメインビジュアル

SMS都市伝説

8 - 第7話:無音の公園

2025年10月05日

シェアするシェアする
報告する

第7話:無音の公園


深夜1時、住宅街の外れにある小さな公園。外灯は一つだけで、ぼんやりと砂場とブランコを照らしていた。

そこへ足を踏み入れるのは、背の高い男子大学生。

パーカーにジャージパンツ、足元はランニングシューズ。髪は短めのスポーツ刈りで、首には銀色のチェーン。名前は高瀬陸(たかせ りく)、二十歳。


ポケットのスマホが震える。

《声を出すな》

見知らぬ番号の短文に目を細めながら、ブランコに腰を下ろす。


その瞬間、周囲の音がふっと消えた。風も虫の声も、遠くの車の音もない。

耳を澄ますほど、沈黙が重くのしかかる。

視界の端、街灯の明かりにかすかに揺れる黒い影が一つ——いや、二つ、三つと増えていく。


影は人の形をしているが、足元が地面についていない。

陸が立ち上がろうとした瞬間、影の一つが真横に滑り寄り、耳元に口だけの形をした闇を近づけた。


声を出さないよう歯を食いしばると、口の形が歪み、影たちは静かに地面へ吸い込まれていった。

音が戻ったとき、ブランコの鎖が小さく揺れていた。


この作品はいかがでしたか?

0

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚