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これは親に裏切られた彼らが人生をやり直す話だ
天界に有名な財閥が住まう家があった。
権力も高くお金もあった。
そんな家に双子が産まれた。
双子と言っても日にちはズレてしまっている。
双子のうち兄の方は髪は天使らしく白く、弟の方は悪魔のように黒い髪をしてた。
その家のものは驚いた。
なぜなら黒髪の者はいなかったから。
それでも存在することは変わらなかった。
その日から彼らの母親の性格が変わった
弟の方を寄せ付けないようにし、兄の方ばかり優遇した。
父親は弟の方を可愛がった。勿論、兄の方も。
そのおかげか双子は仲良く元気に過ごした。
兄は勉強が得意で弟は運動が得意だった。
お互いがお互いの抜けてるとこを補い、 2人で1つと言っても過言ではないような関係だった。
双子だからなのか考えることがお互いわかった。
兄の方が遊びたいと考えてると弟の方は何かをしていても中断して誘いに来る。
弟の方が何か悩んでいると兄の方がどんな時でも来て話を聞きに来てくれる。
お互いがお互いを大切にし、平穏に過ごしていた。
ある日父親が亡くなった。
過労タヒだった。
双子は小学6年生だった。
母親はこれを機に双子の弟の方を捨てようとした。
でも失敗に終わった。
双子の兄が弟を見つけて連れて帰ってくるからだ。
どんなに遠くに捨てたとしても兄が見つけてしまう。
最終的に母親は双子を2人とも捨てた。
母親は今までは天界のどこかに捨てたが今回は人間界に捨てた。
双子は天界への戻り方をまだ知らなかった。
だから戻るすべがなかった。
そして天使特有の羽や輪っかを隠す方法も知らなかった。
だから捕まってしまった。
人売りに。
珍しい奴は高値で売れるため手荒いことはしてこなかった。
だがそれでもいい生活とは行かなかった。
そして人売りオークション開催日…
双子は不思議な2人にあった。
1人は警備員の姿だが、警備員らしくない。
もう1人は同じように売られる側だが何故かイラついてるけど余裕そうだった。
番号は129番。双子より早い番号だった。
彼の順番になったらしく移動しろと言う命令が入った。
彼はめんどくさそーに答えた。
彼は双子に気づくと近づいて
「天使か。珍しいな。まぁ後は任せとけ」
と呟いた。
双子は何言ってるのかよく分からなかった。
影から見てみると
彼は吸血鬼でオッドアイの珍しいやつらしい
珍しいからなのか値段がどんどん上がっていく
最後は1億で止まった。
そこで落札するのかとだれもが思った。
「10億」
1億からいきなり跳ね上がった。
会場はざわついた。
それもそのはず。
いきなり値段が上がったのだから。
そこで落札された。
それと同時にステージの上にいた彼が何処からか出した銃を発砲した。
手首についてたはずの手錠はいつの間にか取れていた。
会場は一気に恐怖と混乱の渦に包み込まれた。
今度は控え室みたいなとこからも銃声が聞こえた。
撃ったのはあの警備員だった。
「おら、さっさと逃げろガキども。」
そういった後でも何かブツブツ言っていたが聞き取れなかった。
警備員の隣にはここの関係とは違うだろう人物でさらに先程まではいなかったであろう人だった。
そいつは警備員に何か言っている。
こちらも警備員と同じように聞き取れなかった。
ただ何か警備員が喜ぶことでも言ったのであろう。警備員の態度があからさま違う。
「よっNO.1ホストー」
どうやら警備員は職業は警備員ではなくホストだったらしい。
関係はないと思うけど。
そして警備員もまた人外みたいだ。
なぜなら悪魔の尻尾が見えているから。
角と羽は抑えてるのか出てきては無い。
そして先程の警備員の隣にいた奴が近ずいて来て、俺らをそれぞれ見て何か納得したように頷いた。
するといきなり俺らを持ち上げて外に連れ出した。
俺らの首元にあった首輪や手首にあった手錠はいつの間にか無くなっていた。
混乱してる俺らを置いて目の前の奴は
「や〜ば笑めっちゃ暴れてらぁ」
と言った。
多分あの二人のことだろう。
俺は頭はよく回る方では無いからよく分からない。
能力も弱い方だしどちらかと言うと兄さんの方が強い。
暫くして兄さんは口を開いた。
「なんで僕らを連れてきたの?」
確かにそうだ。
もしかしたら同じことを考えてるのか…
俺らを連れてきた奴は悩んだ末にこう言った
「なんでか…う〜ん…。気に入ったから?」
疑問形…
本当にそう思ってるのか不思議だ
年齢も聞かれ俺らは正直に答えた
高校1年生。
それが俺らの年齢
そしたら相手はびっくりして
「ほぼ同い年…まじかw」
どうやら同い年だったらしい
そんなこんなでこの日は彼らの家に泊まらせてくれた。
ちなみにあのホストは帰った。
彼らの家はすごく居心地は良かった
楽しかったし料理も美味しかった。
次の日彼らの学校に来ないか聞かれた。
人外なのに行けるのであろうか…
正直不安だった
でもあの吸血鬼…正しく言うと吸血鬼と狐のハーフの彼も行ってるらしい。
なら…と思い俺ら2人とも了承した。
そして彼に変化の仕方を教えてもらってしっかり人間に見えるように変化できるようになった。
俺らは彼らが住んでいて泊まらせていただいたこの家に来てもいいと言われたのでシェアハウスという形で住ませてもらってる。
親のことを話すと
赤髪の奴は
「その親ちょっとぶっ〇してくる」
と笑顔で言われて怖かった。
紫髪の方は
「地獄送りにするのはいいが本人の意見を聞け」
と言われてた。
この2人似てるなと思う。
けど言ったら紫髪の方に怒られそうだと感じそのことはいつか言おうと思う。
まぁそんなこんなで俺らの一からやり直す人生が始まった。
今では2人で笑顔で楽しく過ごしてる
他にも人が増えいったがそれでも楽しいこの日常はずっと今でも続いている。
むしろずっと続いて欲しい。
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