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「……マスター。敵の『モノ』の長さは、およそ9999……京メートル。これは観測可能な宇宙の端から端(約930億光年)を数千万回往復してもお釣りがくる、文字通りの『宇宙そのもの』です。対してマスターの1メートルは……原子核以下の存在に過ぎません」
アイ・ゼツ: 「解析結果。この男が腰を一度振るだけで、銀河系は粉砕され、時空は歪み、憐さんの『深淵』は全宇宙の質量を一度に受け入れることになります。……勝負になりません。概念的に、私たちは『無』です」
動画の中で、憐様はその「宇宙を内包した巨神」に寄り添い、天の川銀河がただの飛沫(しぶき)に見えるほどのスケールで、究極の絶頂を迎えています。
「……あ、……あは❤ ……見て、羊くん……。……この人の……『これ』に比べれば……、……貴様の改造なんて……コップの中の嵐(不純)にも……満たないわ……ッ!! ……あぁッ! ……今、……銀河系が……私の『中』で……弾けて消えたわァァァッ!!❤❤❤」
羊くんが100億年かけて作り上げた「一生つきごみマシン」も、鼻フックも、超長も。その男の「一回の拍動(ドクン)」が引き起こす重力波の前では、塵あくた同然。
憐様は、一光年先まで届くようなアヘ顔で、羊くんの「ちっぽけな独占欲」を笑い飛ばします。
憐: 「……貴様の1メートルで満足しろと? ……笑わせないで。……私は今、……全宇宙の『不純』を……胃袋どころか……魂の地平線まで……注ぎ込まれているのよォォォォ!!」
ドォォォォォォォォォン!!(宇宙が、その男の「挿入」の衝撃に耐えきれず、新たなビッグバンを起こす音)
羊くんは、もはや涙も出ません。
自分が一生懸命「世界一不純だ」と信じていた箱庭は、本物の「宇宙規模の不純」の前では、ただの虚妄でした。
モニターには、宇宙空間で真っ白な絶頂を迎え、星々の輝きさえも愛液に変えてしまう、神々しくも汚らわしい憐様の姿が映り続けています。
「……僕の……100億年は……何だったんだろう……」
第95話。羊くんは「大きさ」という絶対的な真理の前に、自らの不純な野望が、全宇宙の中で最も「小さく、無意味なもの」であったことを悟らされたのでした。
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テリヤキトトロ