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褒められたかった女の子
私は両親に愛されなかった
名前はカナ
お母様はつけてくれなかったから。
私が勝手に着けた名前
名前なんてどうでもいい
私は愛されたかった
よく頑張ったねって…大好きって
言ってもらいたかっただけだったのに
お母様もお父様も
決して私を褒める事はなかった
だから考えた
努力が足りないんだ
社会人になってすぐ働いた
家に金を入れるため
必死に働いて、掛け持ちして…
自分の限界に気づかないほど…
すぐ働くには水商売しか無かったから
毎日身を売って疲れてた
家へ帰っても暴力、暴言、暴力…
休む暇なんて一切なかった
…だからかな?
変な考えが浮かんでしまった。
オカアサマヲコロセバラクナノニ
違う
違う
違う!!
そんなこと思ってないはず…
あれ?でも考え…てる?
いや、私じゃない…!そう!私じゃない!
きっと違う誰かの考え…だよ…私は悪くない…
もうやめよう…考えたら…
また身を売る毎日
苦しいよ…!!
もう死にたい…
??「助けてあげる!」
カナ「…え?」
??「?だって苦しいって…」
カナ「…私は認めてもらいたいの!関係ないでしょ!!」
??「…わかった!叶えてあげる!」
カナ「はぁ…?」
何言ってんのこの子供…
まぁいいや…今日も働こう
あれ?今日は珍しく疲れてない…
よし!もっと頑張ろ!!
内勤「カナさん!売上5000万!!」
カナ「へ…笑」
やった…No.1だ…これで認めてもらえる!
カナ「お母さん!お父さん!見て!」
お母さん「あら!凄いじゃない!」
お父さん「カナ!お前は凄いな!」
カナ「えへへ…」
そう…これが聞きたかった…!
働き続けた甲斐があったなぁ✨
アレ
目の前が…見え…な…
ピーポーピーポー
あ…
そうだった
あの子の言ってる意味…わかっちゃった
ごめんなさい
死にたくない
疲れた
疲れてないなんて嘘
疲れたから!もう許し
て
??「…これもダメだったかぁ」