実は最近プロセカにハマっておりまして…
東雲姉弟大好きなんですよ?
書くしかねぇよなって話ですわ
多分1話完結
ご本人とは関係なし!迷惑行動やめてね〜!
スタート〜!
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彰人「______!___!」
彰人「___ッ!______……っ、ゲホッ……!」
彰人「あ”ー…!クソがッ……」
何故だろうか
ここ最近喉の調子が悪い
練習のし過ぎと言う訳でもない
彰人「これじゃ…アイツらに迷惑かけちまうな……」
この状態が1週間続いた以上
俺自身も放っておくわけにも行かねえし…
彰人「”むこう”にでも行ってみるか…?」
だけど、アイツらは医者って訳じゃねぇ
相談してくれって言ってくれてるが…
多分、医者に行けとしか言われねぇよな
彰人「クッソ…」
こんな所で心折れかけてどうすんだよ!
たかが喉の不調だぞ?
…
でも、もし…
彰人「歌えなくなったら…」
彰人「ッ…!俺、何考えてんだ……ッ、結果も出てねぇのに…」
彰人「…」
歌えないなら
消えたい
彰人「だーッ!1人で悩んでてもしょうがねぇ!」
ただマシってだけだ!
歌えるんだったら蜘蛛の糸にでも俺は縋り付くぞ!
彰人「はぁ……」
パアァ…!
俺は公園から出て
路地裏で「セカイ」に向かった
彰人「…は?」
目を開けて広がるのは
何も無い「セカイ」だった
彰人「い、いや…どこだよ……ここッ、」
こんなセカイ見た事ねぇぞ?
アイツらは大丈夫なのか?誰かッ…
彰人「すみません!誰かいませんか!」
クッソ…返事がねぇな……
音だって1つもしねぇ…
彰人「キメェッ……」
取り敢えず、ずっと歩いてみた
強いて言うなら、あるのは変な人形とか…柱……?みたいなの
彰人「はぁッ…本当にどこだよここッ…!」
彰人「いっその事untitled止めるか…?」
スマホを取り出し、untitledの再生ボタンを押そうとした
だけど
手が動かなかった
なぜか、ここが心地よいと感じてしまう
彰人「クッソッ…!こんな事で止まってる場合じゃねぇだろッ!!」
コツ、コツ…
彰人「ッ!」
足音がして、後ろを振り返る
そこに居たのは
?「……えっ、と…レンとか、KAITOでも無いよね…?」
ジャージ姿で
腰下まで伸びる白色の髪の毛の少女だった
彰人「よかった…人が居た……!」
彰人「俺、東雲彰人って言うんです!えっと…」
「セカイに行こうとしたらここに居た」
なんて言い方で伝わる訳ねぇよな…どうすっか……
?「東雲って…絵奈の………?」
彰人「ッ?!」
彰人「絵奈の事…知ってんすか?」
?「あぁ…うん……」
奏「あ、あぁ…ごめん、私…奏って言うの……」
奏、と名乗る少女は
オドオドしたまま、何かを言いたそうにこちらを見てくる
まぁ、”なんでここに居るの?”とかだと思うが…
彰人「えーっと…」
もう一か八かだろ…!
彰人「あのッ…セカイって分かります?!」
奏「ぇ…?」
奏では驚いた様な
何もわかってない様な顔でこちらを見てくる
いやまぁ、そりゃそうだよな…
彰人「すみませッ」
奏「貴方…セカイの住人?」
彰人「ッ!」
伝わった…って事は……
彰人「え…ここ、セカイなんすか……?」
正直嘘だと思いたい
俺が知ってるセカイは…もっと明るくて…楽しくて…!
奏「あ、うん…驚いたな……私達以外にも、別のセカイがあるなんて…」
彰人「…他には誰が居るんすか?」
奏「あ、えっと…」
奏「まず、君のお姉ちゃんの…絵奈でしょ?あと、まふゆ…それと…」
奏「あと、瑞稀…かな…」
彰人「は?」
つい、絶対初対面の人の前で
出してはいけない声色だろうが…
流石にこうなる
彰人「瑞稀って…あの、声デカいウザイ、オシャレに詳しい…あの?」
やっべ
ウザイとか言っちゃった
奏「えーっと…ウザイかどうかは分からないけど…あってると思うよ…?」
彰人「あぁ…そうっすか……」
コツコツ…
彰人「…!」
また足音…
こんどは2人か?
?「え”ッ…」
瑞稀「弟くん?!」
うわやばい
今1番会いたくねぇかも
瑞稀「な、なんでここにッ…?!」
目の前まで回って来て 、ガッシリと肩を掴まれる
かなり痛い
彰人「いてぇよ…」
まふゆ「……」
紫色の…ツインテールの人…
この人がまふゆか…
奏「私も…ここに来た理由は聞いてなかったな……」
瑞稀「え、てか…セカイとか分かる?弟くん…?」
いつもならバカにしてくるような発言に聞こえるが
セカイの住人って知らない人だと思われてたらそうか…
彰人「分かる…いつもは”ストリートのセカイ”に居るんだが……」
まふゆ「…………、」
まふゆ「消えたいの…?」
彰人「な”ッ…?!」
別にそんな事無い
と言いたいが…
彰人「…」
セカイに来る前の事を考えると
一理あるかも知れないな
瑞稀「うっそ〜…?!弟くん…大丈夫?!」
彰人「別に…一時期な心の不調ってだけだ……」
瑞稀「いや、その割には顔色悪いって…ッ」
彰人「ッるせぇ!!」
3人「ッ…?!」
つい声を張り上げてしまう
コイツらは悪くねぇのに…俺もダメだな……
彰人「わ、悪い……忘れてくれ………」
絵奈「忘れる訳ないでしよ?」
彰人「ッ…!」
瑞稀「絵奈……!」
やっぱり、1番会いたく無かったのは
やっぱりコイツだったのかも知れない
絵奈「どうしたの?彰人がここに来るなんて?」
彰人「別になんでもねぇ」
絵奈「そんな訳無いでしょ?」
瑞稀「で、でも……!」
彰人「お前らとは関係ねぇだろ」
こんな所で変なプライドが働く自分が憎い
だけどすごいヤダ
特に、絵奈だけには言いたくねぇ
奏「確かに…関係は無いかも知れないけど……」
奏「私な貴方の力になりたいよ」
奏「これは…私のワガママだけど………」
彰人「だけどッ…っ、ゲホッ……ゲホッ…!」
言葉が詰まり、喉が痛くなる
苦しくて、涙が込み上げてくる
絵奈「ちょっ…アンタ大丈夫?!」
瑞稀「え、えっと…どうすればっ……」
奏「だ、大丈夫…?」
そう言って俺の背中を撫でてくれる
普通やるのは姉だろ、なんて事を考える余裕も無くなって来た
まふゆ「…誰か、水」
絵奈「わ、わかった!」
パアァ…
まふゆ「………っ、」
彰人「う”っ…?!ゲホッゲホッ!」
何を思ったのか、
背中をグッと強く押される
瑞稀「ちょっ、ちょっと?!」
奏「だ、大丈夫なの…?」
彰人「っゲホッ……ぁ…?」
瑞稀「えっ…治った?!」
まふゆ「…一応、看護師目指してる……みたいだから」
彰人「みたいだからって…お前なぁ………」
そう言うと何故か
隣の2人がクスッと笑う
彰人「おい…何笑ってんだ……」
瑞稀「いやぁ…やっぱ似てるなって……笑笑 」
そう言うと奏も同じく
とでも言うように頷き始める
絵奈「えっと!水持ってきた…!けど……」
絵奈「居る?」
彰人「悪い…助かった、水貰っていいか?」
絵奈「ん、」
絵奈から水を貰い 、蓋を開け
痛んだ喉に水をやる
彰人「ふぅ……」
彰人「まふゆって言ったか…?助かった」
絵奈「あんた取り繕うのやめたんだね」
奏「私の前ではちゃんとしてたけど…?」
瑞稀「なになに?タイプ?」
彰人「うるせぇ、黙れ」
絵奈「まぁ…いいとして、なんでアンタはここに居るの?」
彰人「ッ…」
ここまでしてもらって
言わないのは違うか
彰人「喉壊して…もう歌えなくなったら、消えた方がマシだって思って……」
彰人「それで不安になっちまって…MEIKO相談しに行こうと思って行ったらこれだよ」
そう言うと4人…いや、まふゆを除いた3人が
驚いた顔をしてこちらを見てくる
彰人「んだよ…俺だって相談くらいするぞ……?」
瑞稀「いやそうじゃなくて……」
瑞稀「MEIKOって相談相手向いてる?!てか相談受けてくれんの?!」
奏「話って聞いてもらえるもんなんだ……」
彰人「お前らの中のMEIKOはどうなってんだよ?!」
彰人「はぁ……なんか調子変になりそうだわ…」
絵奈「まぁ、帰ったら病院行きなよ?お母さんには言っとく」
彰人「あい」
軽いのか重いのか分からない腰を上げ
改めて2人にお辞儀する
彰人「まふゆさん、奏さん、今日は色々とありがとうございました」
瑞稀「ちょっと僕は?」
まふゆ「…別に」
奏「元気になったなら…よかったよ……」
瑞稀「え?ちょっと〜?」
彰人「絵奈も…悪かったな」
絵奈「別に…ま、体には気を付けなよ?」
瑞稀「え、あの?」
東雲「「うるさい」」
そんな事を言うと酷〜?!とか言われるのは目に見えるが流石にウザい
あとなんかコイツとハモったのも若干ヤダ
彰人「それじゃ、また……どっかで会ったら」
そう言って、迷いなく
「untitled」
を停止した
______
クッソ長くなった!
後日談とか描こっかな…
まぁ、おたのちみにっ♡
はい、きもい
ばいばい
」
コメント
5件
東雲姉弟マジてぇてぇよね てかこの作品神だっためっちゃ求めてる感じのストーリーだった ありがと
/ prskまじでいいですよね 後日談楽しみに待っています