「お邪魔しまーす!」
「結構広いね。みや、ここに1人で住んでるの?」
今日は勝負の日、クリスマス。
さっそく望の言葉にドキっとするが、これぐらいで動揺を見せてはいけない。
今日の私のミッションは、宏忠さんの存在がバレないようにすることだ。
「お、おじいちゃんが過保護で……広いところにしろって言うからここにしたんだけど……ちょっと広すぎだよねぇー。あはは、うふふー」
不自然にならないように、平常心を保ちながら言う私の横を4人が通り、キョロキョロと部屋を観察する。
「めっちゃ、いいとこじゃん!俺も住みてー!こっちの部屋、空いてる?」
ズザーーーー
忍者の如く滑り込んだ私は、すぐに立ち上がり、ドアの前に張り付いた。
腰の辺りのドアノブを掴む相沢君の手は、今まさに宏忠さんの寝室を開けようとしている。
早くもピンチだッ!!
「ここはだめなの!引っ越しの時の荷物で散らかってるし***************
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