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銀座時代の嫌な思い出の物は全て処分し、 過去を清算.... これから「婚約者」陸さんとの新生活🌸✨ もっともっとお互いをよく知り、愛を深め合えると良いね~💝✨
華子の手際の良さに感動🫢❣️やっぱり隣にいる男で女は随分変わるもんなんだなぁ🥰🌸 重森や野崎は女を下に見下すけど、陸さんは平等に見てくれるし、華子の本質を見てくれてるのが分かってるかは?だけど、陸さんといて素でいれるのは2人が合ってる証拠🙆♀️ だから華子はちゃんと陸さんに甘えていいんだよ🥰🌷👍
翌日、華子は仕事が休みだった。
本来ならこの日、華子は社宅であるマンションへ引っ越しをする予定だったが、
引き続きこのマンションへ住み続ける事になったので、引越しはなくなり今日はこの家で荷物の引き受けをする予定でいた。
陸は朝一人で仕事へ行った。
帰りは早めに帰ると言っていたが、特に何時に帰るとは言わなかったので、おそらく早くても夕方だろう。
それまでの時間、華子は荷物の片付けにゆっくり専念できる。
陸が出かけた後、華子は朝食の後片付けをしていた。
キッチンには最新の食洗機がついているが、皿の枚数が少ないので手早く手洗いにした。
コーヒーメーカーも一度綺麗にしてから、後でまたすぐドリップできるようにコーヒー豆をセットしておく。
片付けの合間にもう一杯コーヒーを飲む為だ。
こんなに家でのんびりするのは久しぶりだった。
誰にも束縛される事なく、自分の為に自由に時間を使える。
それだけで、華子の気持ちはウキウキとしていた。
食器の片付けを終えた華子は、今度は洗濯機へ向かう。
今日はスッキリ晴れた気持ちの良い朝なので、洗濯物はテラスへ干す事にした。
洗濯物が入ったカゴを抱えて、この日華子は初めてルーフバルコニーへ出てみた。
右端に洗濯物を干すスペースがあったので、華子早速洗濯物を干した。
それからルーフバルコニーの先端まで歩いて行った。
手すりの向こうには住宅街の街並み、そして更に奥には都会のビル群が見えた。
甘い花の香りを含んだ優しい風が鼻をくすぐる。
(もうすっかり春ね…)
華子は大きく深呼吸をした。
そして両手を組んで上に挙げたまま大きく伸びをすると、空を見上げた。
(なんて澄んだ青空なの…)
真っ青な空に、時折数羽の小鳥達が横切っていく。自由に飛ぶ鳥達の姿は、まるで今の華子のようだ。
新鮮な空気を思い切り吸った華子は、部屋へ戻って午前中に届く予定の荷物を待つ事にした。
華子がソファーに座ってテレビを観ていると、
ピンポーン
とインターフォンが鳴った。
華子はすぐにキーを解除し、部屋まで荷物を運び込んでもらった。
段ボールの数は全部で10個だった。
華子は野崎のマンションへ引っ越す時、荷物をかなり処分していたので今ある家財道具はこれで全部だ。
ブランド物のバッグは全てリサイクルショップへ売ろうと思っていた。
嫌な思い出が染みついている派手な服や靴たちも、全て手放すつもりだ。
華子はすぐに荷物の整理を始める。
残す物と処分する物にテキパキと分別し、処分する物は段ボールへ入れて廊下へ積んでおく事にした。
全ての分別が終わると、残す物はたったの3箱だった。
(これでスッキリ過去とはおさらばよ)
華子はこれでやっと一区切りついたような気がした。
そしてその3個の段ボール箱を寝室へ運び込むと、クローゼットやチェストの中に片付けていった。
頑張ったお陰で、お昼前に華子の荷物整理は全て終わった。
片付けをしたらお腹が空いたので、冷蔵庫を物色して何か作ろうと思った。
冷凍のアスパラとベーコンがあったので、
「パスタにしようかな…」
華子はそう呟くと、手際よく一人分のパスタを作った。
出来上がったパスタをテーブルへ運び、テレビをつけて食べ始める。
(うん、久しぶりに作った割には美味しく出来たわ)
華子は満足気に頷くと、嬉しそうにパスタを食べた。
昼食を終えて片付けを済ませると華子は考える。
(今日の夕飯ってどうするのかな? 暇だから私が作ろうかしら?)
パスタが美味しく出来た事にすっかりご機嫌の華子は、再び冷蔵庫を物色する。
するとメインになる肉や魚がない事に気づいた。
「お買い物に行かなくちゃ!」
華子がスマホで地図を出してスーパーを検索すると、ちょうど歩いて5分程の所に良く知っている有名スーパーがある事がわかった。
華子は早速買い物に出かけた
スーパーまではあっという間に着いた。大通りから一本入った場所にあるので今まで気付かなかった。
(陸のマンションは便利な場所にあるのねぇ)
華子はそう思いながら、早速店に入り買い物を始めた。