無名の灯　答えを持たない相談室(遥・日下部・蓮司)

📝相談：『努力しても、報われる気がしません』

日下部：

「……わかる。

『頑張ったね』って言葉が、ただの慰めに聞こえる時がある」

「努力したぶん、自分の無力さだけが鮮明になるんだよな」

遥：

「報われる“努力”って、そもそもあるのか」

「見てるやつは見てる、なんて言葉で、何も変わらなかった」

蓮司：

「まあ、そもそも“報われる前提”で努力してると、

壊れるんだよな」

「俺は、“報われない前提”で動く。

そのうえで、たまに得られたら、ラッキーくらいに思ってる」

日下部：

「それでも続ける理由があるかどうか、か」

「誰かのためか、自分のプライドか、それとも――

ただ、もう止まれないだけか」

遥：

「俺は、止まったら全部壊れる気がして、動いてる」

「それって、努力とは違うのかもしれないけど」

蓮司：

「……なあ、努力って、“誰に見せたい”んだと思う？」

「それが自分なら、まだ救われる。

誰かに認められたいって気持ちが強いと、地獄だぞ」

答えにならないかもしれないまとめ：

・報われない前提でも、止められないことがある

・“誰に見せたい努力か”を見直してみてもいい

・報いがなければ価値がないなんて、そんなルールは誰が決めた