私は、ショッピングで、化粧品を選んでいた。
セレン「う〜んなににしようかな〜」
ジリジリジリ!
セレン「な!なに!?」
皆「火事よ!逃げて!」
一斉に出口に走り出す人々
私は、出口に向けて、人々を誘導していた。
セレン「急いで!」
炎が迫る。
人々の叫び声、瓦礫の音、焼ける匂い。
すべてがスローに重く、胸を圧迫した。
女性「も、も、もうだめ」
セレン「はや、!」
ガラガラガラ
セレン「ダメ〜!」
私は、瓦礫に埋もれた人を助けようとした。
アイラ「セレン。早く逃げて」
アイラだった。
セレン「アイラ手伝って、この瓦礫の下に人が、人が、」
ただ抱きしめてくれるアイラ
アイラ「落ち着いた?早く行こう?」
あたりは、炎の海に包まれていた。
その中を懸命に、突き進む
外に出ると、私は、座り込んでしまった。
火事で、目の前にいたのに、突如の瓦礫で助けられなかった。
アイラ「大丈夫?セレン?」
セレン「ええ、大丈夫よ」
私は、目の前にいたのに救えなかった。
女性「ありがとう。私を助けようとしてくれて」
胸の奥が張り裂けそうで、涙が頬を伝う。目の前にいたはずの人の手の温もりが、今はただ冷たく、遠くに消えた。
アイラが抱きしめてくれた。
アイラの手が背中に回り、ぎゅっと力強く抱きしめられる。鼓動が伝わり、少しずつ呼吸が整う。
アイラ「もう大丈夫。私がついてる」
私は、目の前にほんの数センチ先にいたのにあの人を救えなかった。
たとえ救えなかった命があっても、私は今日を生き延びた。あの人のためにも、恐れず前に進もう。
この作品はいかがでしたか?
25
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!






