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高校二年生・仮名:Rさん
部活もしてないし、特に目立つタイプでもないから、
「いなくても困らない人」だって思ってしまいます。
友達はいるけど、みんな別に私じゃなくてもいいんだろうなって。
誰かに“必要だよ”って言われたいけど、そんなこと期待するのも変ですか?
蓮司
「“必要とされたい”って欲望、ぜんっぜん変じゃないよ。
むしろ誰だって持ってる。
ただね……“いなくても困らない”と“いなくても意味がない”は別物だから」
遥
「……オレもずっと“いなくてもいい”って思ってた。
友達もいなかったし。
でも、あるとき“話聞いてくれて助かった”って言われて、
それだけでちょっと生きやすくなったんだよな」
日下部
「“必要とされる”って、特別な才能とか役割がなくても、起こると思う。
ただ一緒にいるだけで安心する、っていう関係もあるし」
蓮司
「そうそう。
たとえば“笑ってくれるから気が楽になる”とか、
“いてくれると静かで落ち着く”とかさ。
そういうのって言葉にされにくいけど、立派に“必要”なんだよ」
遥
「でもさ、そういうのって自分じゃ気づけないんだよな。
誰かに言われないと分かんない。
だからRさんも、もしかしたらもう誰かの必要になってるのに、
気づいてないだけかもしれない」
日下部
「……俺は、“必要”って言葉にされなくても、
“自分が大事にしたい相手”がいるだけで十分だと思う。
その気持ちが返ってくるとき、
気づいたら“必要とされてた”ってことも多いし」
🗝 三人からのことば
蓮司:
「“いなくても困らない”と“意味がない”は違う。
誰かの心の中では、すでに君が必要になってるかもしれない」
日下部:
「“必要”って言葉はなくても、
一緒にいるだけで救われてる人は、必ずいる」
遥:
「オレも“必要ない”って思ってた。
でも一言で救われたことがある。
だから、Rさんにもそういう瞬間が絶対に来るって信じてる」