TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

私は個人でモデルのお仕事をしている。今日は大きな鉄道模型のセットを借りて、それを背景にモデルのお仕事をしていたら、トラブルが起きて主催者さんたちが出かけちゃって、その間に男の子が迷いんできちゃった。私は足場を使って線路にまたがったから、一人では動けなくて、しかたないから誰か来るまで男の子に一人で遊んでもらってたの。

そしたら男の子が鉄道模型のスイッチを入れたみたいで、動きだしちゃった。……あれ、でもこれ、このままだと模型が、私の下をくぐるんじゃ……?

やっぱりそうだ! 後ろから電車が迫ってきて、私の股のあたりに突っ込んできた。

「きゃっ! ちょっと待って! だめっ!」

でも夢中で遊んでいる男の子には聞こえないみたいで、電車は止まる気配もなく、そのまま通過していった。絶妙な高さにある電車の模型は、私のアソコを見事に擦っていった。

「うっ……!」

思わず変な声が出てしまった。しかも、電車の模型は一台だけじゃなく、何台も連なっているのだ。それが前から後ろから、次々突っ込んでくる。

「あっ、あっ、あっ……」

私はなんとか逃れようと、爪先立ちしてみた。けど、だめだ。むしろ電車の模型がちょうど敏感なところを掠って、刺激が強くなり、逆効果だった。

「うぐぅ……」

私はとうとう耐えられなくなって、その場にしゃがみそうになった。でも、それでも電車は止まらない!

「あふぅっ!」

私は悲鳴をあげた。それでも電車は容赦なく股の間を通っていく。その度に私は悶えた。なんとかがまんしようとがんばるんだけど、どうしても漏れてしまう喘ぎ声を抑えることができない。そして、電車が通過するたびに、私のアソコを刺激していく。

でも、電車はすぐに通り過ぎていく。ずっと刺激が続くわけじゃなく、まるで寸止めされてるみたい。それが短い間に、何でも繰り返される。これじゃなんだか、イキそうになるたびにおあずけされて、調教されてるみたい……。

「あっ、あうっ……」

電車が通過すればするほど、どんどん気持ちよくなっていってしまう。電車が当たる瞬間、ビリッとした快感を感じる。その感覚が何度も繰り返されて、だんだん頭がボーッとしちゃってくる。やだ、私、次の刺激が来るのを待ってるみたいだ……。そ、そんなことない!違うもん!!

……でも、身体は心とは裏腹に、期待してしまっている。電車が通るたびに、私の理性が溶かされちゃう……。そしてついにその時が来た。電車が股の間を勢い良く走り抜けた時、今までで一番強烈な電気が流れたみたいな感じになって、全身が大きく震えた。

「あっ……あああっ!!!」

頭の中で何かが爆発して真っ白になった。一瞬意識が飛びそうになったけど、かろうじて踏み留まる。でも、まだ余韻が残っている。私ははぁ、はぁ……と荒い息をすしながら体を震わせ、しばらく動けなかった。ようやく落ち着いてきたところで、辺りを見回す。男の子がいない。どこに行ったんだろう?  と思ったら、男の子はすぐ近くにいた。

「お姉ちゃん大丈夫?」

「だ、大丈夫だよ」

とはいうものの、私の息遣いは荒く、全身にはじっとり汗をかいている。

「本当に? なんだかさっきと様子が違うよ」

「それはね、えっとね、その……」

「どうしたの?」

なんて説明しよう。私が困っていると、男の子がこう言った。

「そっか、お姉ちゃん、ずっと立ってたから、疲れたんだね」

「そ、そうね。ちょっと、疲れちゃったかな」

な、なんとかごまかせた……。そこへ、先生とアシスタントさんが戻ってきた。

「小鳥遊さん、お待たせしました……、あれ、その男の子は?」

「あ、この子、迷子みたいなんです」

「ああ、そうなのか。坊や、どうしたの? どこから来たのかな」

ということで、男の子は無事、先生たちが送り届けてくれた。そのあとモデルの仕事を再開したんだけど、先生たちから小鳥遊さん、今日は何だかいつもより色気がありますねってほめられちゃった。えへへへ。

でも、それって電車の模型でイカされたせいだよね……。そんなこと、恥ずかしくて言えない……。(終り)

アルバイトに関する都市伝説

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

25

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚