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#一次創作
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#相談部屋
📩 相談
高校一年・Kさん
何かやってみたいと思うことはあります。
でも、始める前にやめることが多いです。
例えば、前から絵を描いてみたくて、道具も買いました。
最初の数日は普通に楽しかったです。
でも、少し描けない日が続くと、「やっぱり自分には向いてない」「どうせ続かない」って思って、やめます。
それで、しばらくするとまたやりたくなります。
でも、その時には、「前も続かなかったし」って思って、始めるのをやめます。
自分でも、何がしたいのか分かりません。
遥「始めたい気持ちは、ちゃんとあるんだ」
K「あります」
遥「でも、続けられない自分を見るのが嫌なんじゃない?」
K「……たぶん」
蓮司「『始めない』なら、少なくとも失敗したことにはならないからな」
K「……」
日下部「続かなかったら、『やっぱり自分は駄目だ』って思う?」
K「思います」
遥「じゃあ、絵をやめたんじゃなくて」
K「?」
遥「『続かなかった自分』を見たくなくてやめたのかもしれない」
K「……ああ」
蓮司「しかも一回続かなかっただけで、『自分は何をやっても続かない人間』まで話を広げる」
K「します」
蓮司「話を広げるのが早い」
K「……」
遥「でもさ」
K「はい」
遥「三日やって四日目にやらなかったら、それって『三日しか続かなかった』なのかな」
K「……?」
遥「三日間はやったんだろ?」
K「はい」
遥「じゃあ、『三日やった』でもある」
K「……」
日下部「続けることを、毎日やることと同じにしなくていい」
K「でも、上手くなりたいなら続けないと」
日下部「そうだな」
K「じゃあ、やっぱり……」
日下部「ただ、上手くなることと、毎日できる人間になることは別だ」
K「……」
蓮司「あと、最初から『続ける』って決めすぎなんじゃない?」
K「どういう意味ですか?」
蓮司「始める時点で、『これをずっと続ける』まで約束する」
K「……確かに」
蓮司「で、守れなくなったら失格」
遥「始めるだけなのに、契約みたいになってる」
K「……それ、すごく分かります」
遥「『ちょっとやってみる』でいいのに、『続けられる自分かどうか』まで試してる」
K「……」
日下部「やってみて、合わなかったらやめてもいい」
K「でも、それだと逃げてるみたいで」
遥「逃げるのと、やめるのは違うよ」
K「……」
遥「嫌になったからやめることもある。忙しくなってやめることもある。別のことをしたくなってやめることもある」
蓮司「全部、『失敗』ではない」
K「……じゃあ、どう考えればいいんですか?」
日下部「『続けられるか』じゃなくて、『今やってみたいか』」
K「今?」
日下部「今やりたいなら、やってみる」
遥「明日やりたくなかったら、その時考える」
K「それでいいんですか?」
遥「うん」
蓮司「未来の自分に、勝手に責任押しつける必要ないし」
K「……」
遥「始める前から『どうせ続かない』って決めると、続かなかった時に傷つかなくて済む」
K「……はい」
遥「でも、その代わり、続くかもしれなかった未来まで自分で消すことになる」
K「……それは嫌です」
日下部「じゃあ、最初から最後まで決めなくていい」
K「……途中まででも?」
遥「途中まででも、十分やったことになるよ」
🗝 三人からのことば
遥
「続くかどうかを確かめるために始めなくていい。『今ちょっとやりたい』だけでも、始める理由になる」
蓮司
「始める前から失敗を確定させれば、傷つかずに済む。でも、その代わり成功する可能性まで消える」
日下部
「続かなかったことと、無駄だったことは同じじゃない」
6へ続く。
コメント
1件
うわあ…第100話おめでとうございます🎉✨そしてこのエピソード、めっちゃ刺さった…!!「続けられない自分を見るのが嫌でやめる」って、まさに私も心当たりありすぎて泣ける😭💦“三日やった”って捉え方、蓮司くんの「未来の自分に責任押しつけなくていい」も、めちゃくちゃ優しい言葉だなあ…。続くかどうかじゃなくて“今やりたいか”で動く、って考え方、すごく楽になれる気がします。ruruhaさんの言葉の選び方、いつも沁みます…!次も楽しみにしてます🌸