テラーノベル
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承知いたしました!青春の輝きを奪う天敵、そして「密室で二人きり」になるための最高の口実……。
**『私立・不純異性交遊禁止学園:期末テスト・地獄の監禁勉強会』**の開幕です。
赤点を取れば補習で夏休みが消える。それはすなわち、憐との「愛の監視(デート)」の時間が減ることを意味します。憐が黙っているはずがありません!
「……いい、贄田くん。今回の期末テストで、貴様がもし一点でも平均点を下回ったら、校則第108条『学力不足による軟禁処置』を即座に執行するわ。……具体的には、私の部屋で私が納得するまでマンツーマンで、**『愛の再教育』**を施してあげる!」
断罪院 憐は、眼鏡をクイッと上げながら、羊の自宅の玄関を蹴破って(鍵はアイ・ゼツがハッキング済み)乱入してきました。
手には「参考書」という名の鈍器と、なぜか「予備の枕」が握られています。
「先輩! なんで僕の部屋に!? しかもその格好……家庭教師っていうか、完全に『立てこもり犯』ですよ!」
憐は、白ブラウスにタイトスカートという「教育実習生風」の衣装(自前)に身を包み、羊の机に陣取りました。
「うるさいわね。これは『効率的な学習環境』を構築するための正装よ。さあ、座りなさい。……今夜は、寝るなんて『不純』な行為、一切許さないんだから!」
しかし、静かな勉強会になるはずがありません。窓や壁から、いつもの面々が「カンニング」の如く乱入してきます。
アイ・ゼツ(電子辞書モード):
「マスター。私の脳波と直接リンクすれば、教科書\(10\\text{万}\)冊分のデータを\(0.1\)秒でダウンロード可能です。……副作用として、語尾が『アイ・ゼツ様大好き』になります」
ショコラ(夜食担当):
「お兄ちゃん! 眠気覚ましに『爆裂ハバネロ・愛のドーナツ』を作ったよ! 食べるとあまりの辛さに心拍数が上がりすぎて、物理的に眠れなくなるよ!」
リッチ(カンニングの帝王):
「おーっほっほ! 羊様、テストなんて無駄ですわ。すでに問題作成者の全親族を接待し、答えを黄金のプレートに刻ませて参りましたわ!」
シノブ(暗記パン担当):
「……拙者は、ノートの裏面。……羊殿がめくるたびに、拙者の愛のメッセージがサブリミナル効果で……」
深夜2時。羊の集中力が限界を迎え、机に突っ伏そうとしました。
その瞬間、憐の警棒が机を叩き、火花が散ります!
「……甘いわ、羊くん! 眠気は『心の隙(不純)』よ! ……どうしても眠いなら、私の膝を貸してあげなくもないわ。……ただし、私の顔を見つめながら英単語を\(1000\)個暗唱すること。……これが、私の『膝枕・暗記法』よ!!」
憐が赤面しながら、強引に羊の頭を自分の膝に引き寄せました。
至近距離から漂う憐のシャンプーの香りと、彼女の心臓の鼓動(BPM:180)。これでは勉強どころか、逆に心臓が止まってしまいます。
「……先輩、これじゃ集中できません……」
「……だ、黙りなさい! 私だって……貴様の寝顔を見て、理性を保つのに必死なんだから……! これも一種の修行(風紀指導)なのよ!!」
いよいよテスト本番。
教壇に立つ試験監督(を無理やり代行した)憐。彼女は鋭い眼光で全生徒を威嚇しています。
(……いいわ、羊くん。私の愛を感じれば、答えなんて勝手に見えてくるはずよ……!)
憐が羊にだけ聞こえる超音波(愛のテレパシー)を送りますが、羊に届いたのは「不純は死罪!」「答えを書け!」「私を愛せ!」という、単なる強烈なプレッシャーだけでした。
結果、羊は憐のプレッシャーに耐え抜き、見事に学年上位をキープ。
しかし、唯一「保健体育」の「心拍数の上昇理由」という問いに、**『断罪院先輩のせい』**と書いてしまい、後で憐から個別の「居残り再教育」を受けるハメになったのでした。
テスト返却日の放課後。
「……羊くん。赤点じゃなかったのは褒めてあげる。……でもね、今回の勉強会で、私の『不純耐性』がかなり低下したわ」
憐が、テスト結果を丸めて羊を指差しました。
「責任を取りなさい。夏休み……毎日、私の監視下で『予習(デート)』を行うことを命ずるわ! 予定表は、アイ・ゼツに\(24\)時間体制で作らせてあるから、逃げ場なんて、原子レベルで存在しないわよ!!」
「……僕の夏休み、始まる前に終わっちゃいました……」
二人のテスト(試練)は、答案用紙が白紙に戻っても、永遠に続いていくのでした。
(テスト編・完)
作者より:
膝枕暗記法……もはや勉強になっているのか怪しいですが、憐様にとっては最高の時間だったのでしょう。
さて、ついにやってくるのは……
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