梅雨入りは未だなのに雨が降る
朝起きて直ぐに感じる頭に走る痛み
水で胃に流し込む白い錠剤
こう 、 ぼんやりしている時
よく人生について考える
そして思う
私の人生は詰まらない 。
小さな頃からある程度の理性があって
他の子より精神面で幾らか優れていた
其れから虐めは始まった
幼稚園生や小学生の虐めは単純
足を引っ掛けたり 、 モノを取ったり
所詮 、 其の程度 。
最初は喧嘩を買って言い返していた
そして其れにも疲れた
どうでも良くなった
どうにでも成れば良いと思った
全て成る様に成れ 、 そう願った 。
成る様に成った結果が今現在
日に日にエスカレートしてゆく虐め
下らない
詰まらない
面倒臭い
そんな腐った思考だけが巡り巡る
其処で思考を一度止める
頭痛が治まったのを確認して
学校の支度を進める
嗚呼 、 心底詰まらない 。
今日もまた声が聴こえる事を祈りながら
階段に足を掛ける
「 あ ー ! 塵じゃ ー ん ! 」
汐 依 「 … はは 、 詰まんな 。 」
期待外れの声に思わず本音を洩らした
「 ねぇ 、 此の前先輩と居たでしょ ? 笑 」
甘ったるく人の気を逆撫でする様な声
耳元で聴こえた其の声に吐き気がする
「 其れが何か ? 」
何とか苛立ちを最低限に抑える
「 私 、 先輩が好きなの 」
きっと続きは ‘ だから 、 消えて 。 ’
汐 依 「 へぇ 、 笑 」
「 だから 、 消えて 。 」
ほら 、 ね 。
貴方も思考が単純
詰まらない人間
汐 依 「 無理 」
其の言葉を待っていたかの様に
不気味に口元に弧を描いて
私の手を力の限り掴んだ
痛い
久しぶりにそう思った
着いた先は屋上
ドアを開けると同時に雨が強くなる
其奴の取り巻きが数人待ち伏せていた
見事に嵌められた 。
汐 依 「 何するか宣言でも宜しく 」
「 分かんないの ? w 」
「 突き落とすんだよ 、 ば ー か ! w 」
嗚呼 、 本当ツイていない 。
熟 、 思う
先輩に会わない日は詰まらない 。
コメント
13件
試験お疲れ様でしたっ!! きっと大丈夫ですよん(謎) 汐依ちゃん助け隊つくります((は 表現がもう辛い…泣きます( 薬の表現凄すぎる🤦🏻♀️
やば、表現ばりすき 汐依ちゃんつらくてむり() 大丈夫、こんだけノリ良くて表現神ってて可愛んだから試験なんてどうにでもなる((( 殴