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もう健吾ーっ🤭腕を組ませてぇ〜、理紗子は俺の者アピールしてるぅ〜!(σ´³`) σヒュ〜♪ σヒュ〜♪🫰🏻💖 ̖́-
お風呂上がりの 日焼けした肌がセクシーな健吾さんにドキッとしてる理紗子ちゃん....😍💕 健吾さんも お風呂上がりの少し日焼けした理紗子ちゃんを見て、きっと....♥️🤭ウフフ 海沿いのレストランで沖縄音楽の生演奏を聴きながらお食事する 美男美女 大人のカップル、素敵だなぁ....💕✨🌊
今日の🎣で楽しみを覚えた理沙ちゃん💕秋の釣りも健吾さんと約束してお楽しみが増えたね😊👍 ディナー🍽️の腕組みも健吾の希望であって偽装…のためじゃないよ、理沙ちゃん🤭🎶 少し日焼けした健吾と理沙ちゃんが眩しいわ💕 でも!理沙ちゃんがSNSにまた上げてたのは危険⚠️だから、健吾から注意しといてね👀🙅
すっかり日焼けして汗にまみれた二人は、そのままホテルへ戻る事にした。
「釣り好きになった?」
「はい! すごく楽しかったです。実は釣りってずっとやってみたかったの。でもどうやって始めていいのかさっぱりわからな
くて…だから今日連れて行って貰えて良かったです」
理紗子は日焼けで少し赤くなった頬を緩めて微笑む。
「東京にいる時は三浦半島でよく釣りをするんだ。誘ったら行く?」
「是非行きたいです! そこではどんな魚が釣れるのですか?」
「あそこは色々釣れるよ。アジやサバ、真鯛や太刀魚、運良く回遊して来ればブリやカツオなんかも釣れるよ」
「食べたら美味しい魚ばかりですね」
「うん、そうだね。釣れたら近くの食堂で料理してもらうんだ。今度行く時は誘うよ。釣った魚も食べてみたいだろう?」
「食べたいです」
「秋には投資家仲間と何度か行くと思うから誘うよ」
健吾の言葉に理紗子は嬉しそう頷いた。
ホテルへはあっという間に着いた。
車を駐車場に停めると健吾が聞いた。
「昨日はホテルの中の洋食レストランに行ったんだよね?」
「はい」
「今日は疲れているだろうから、ホテルのもう一つのレストランで夕食にしよう。海沿いにテラス席があるレストランだから海を眺めながら沖縄の郷土料理が食べられる。小さな舞台もあって沖縄音楽の生演奏も聴けるんだ。シャワーを浴びて少し休んだら七時にロビーへ集合だ。いいね?」
理紗子は素直に頷く。
理紗子は沖縄音楽が大好きなので生演奏が聴けるとわかりワクワクしてきた。
きっと理紗子が知っている名曲の演奏もあるだろう。
そう思うと、今夜の夕食がとても楽しみになった。
ホテルへ入るとフロントに預けてあったスニーカーを受け取ってから二人は部屋へ戻った。
理紗子は部屋へ戻るとすぐにシャワーを浴びた。
船の上で何時間も過ごしたから、顔も腕も腿もかなり日焼けして赤くなっている。
少しぬるめのシャワーを浴びてから、持ってきたボディクリームを全身に丁寧に塗った。
時計を見ると、約束の時間まではまだ40分ほどある。
理紗子は何を着ていこうか悩んだ。
一応ワンピースも一枚持って来てはいるが、ホテル内のレストランに行くには少し大袈裟過ぎる。
しかし健吾がいるのでジーンズにTシャツという訳にもいかず、悩んだ末ラベンダー色のサマーセーターに、七分丈の白のコッ
トンパンツを合わせる事にした。
海に面したレストランなので、海風が吹くかもしれないからちょうどいいだろう。
理紗子は髪を後ろで一つに結んでいく事にした。
そして、耳に小さなムーンストーンのピアスをつけてから軽くメイクをする。
仕上げにローズの練り香水を首や腕につけると、出かける準備は整った。
まだ少し時間があったので、理紗子はスマホを手にするとソファーへ座る。
そしてSNSに先程撮った船上での写真をアップした。
その写真には、船の一部とその向こうに広がるエメラルドグリーンの海だけが写っている。
内容はあえて詳しく書かずに、こうして雰囲気だけを載せるのがちょうどいい。
あとはファンがコメント欄を盛り上げてくれるだろう。
そこでちょうど約束の時間がきたので、理紗子は小さなバッグを手にしてロビーへ向かった。
時間ぴったりにロビーへ行くと既に健吾が待っていた。
健吾もシャワーを浴びた後で肌も髪もさっぱりとしていた。
いつもは額に垂らしている長めの前髪を、今夜は後ろへ撫でつけている。
(やばっ…スパダリ男おの本領発揮だわ! セクシー過ぎる!)
理紗子は心の中でそう呟くと、健吾の色気にノックアウトされないよう違う事に意識を向けようとした。
そして健吾の服装でもチェックしようとさりげなく見ると、健吾も白パンツにネイビーのVネックの長袖のカットソーを着ていた。
袖は肘までまくり、そこからは日焼けした逞しい腕が見えている。
理紗子はその腕に思わずうっとりと見とれてしまう。
(イケメンは何を着ても絵になるわ)
そう思いながら再び健吾の腕に視線を向けると、その腕に光る時計に気づいた。
(あっ、あれは!)
そう、その時計はスピリチュアル島村がつけていた時計と同じブランドの高級時計で、色はシルバーだった。
スピリチュアル島村の時計は、キンキラキンの金色でやたら下品に目立っていたが、健吾が身に着けている時計は、色の主張が
ない分シンプルでとても上品に見えた。
そして時計のグレードも、スピリチュアル島村のものより数段ランクが高いように見える。
(本当のお金持ちは物を選ぶセンスも一流か……)
理紗子は思わず感嘆のため息を漏らすと、まさに正真正銘のスパダリ男である健吾に対し少しずつ好奇心が湧いてくるのを感じ
ていた。
「じゃあ行こうか!」
健吾はそう言うと、理紗子の手を取り自分の腕に絡ませる。
理紗子は思わず、
「ん?」
といった顔をしたが、健吾は全く気にする様子もなく歩き始めた。
健吾と腕を組んだ瞬間、健吾の身体からは今朝彼の部屋で嗅いだウッディーな香りが漂って来た。
(なんて素敵な香りなの
爽やかなのにほんのりセクシー、この香りを嗅いだ女性達を一気になぎ倒しかねないその魅惑的な香りに、理紗子は思わ
ずうっとりとしてしまう。
しかし急にハッとしてから健吾に言った。
「これって、今必要?」
そう言って絡み合う二人の腕を指差した。
理紗子にそう言われた健吾は、
「ああ、必要だな! パーティーまでにはこういった事にも少しは慣れておかないとな!」
健吾はニッコリとチャーミングな笑顔を向ける。
(そうか…….これも偽装恋人の為の練習なのか)
理紗子は小さなため息をつくと、腕を組んだままレストランへ向かった。