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文化祭の出し物を決める会議。多数決の結果、憐のクラスは**「性別逆転・執事メイド喫茶」**に決定しました。
「……な、……なんですって!? 私が男装して、贄田くんを『お嬢様』として扱う!? 校則第\(0.01\)条『過度な役作り』は不純よ! ……でも、……合法的に彼に四六時中仕えられるという点では、……アリね」
断罪院 憐は、黒いタキシードに身を包み、長い髪をキリッと結びました。その姿はあまりにも凛々しく、女子生徒たちが悲鳴を上げて失神するレベル。
対する贄田 羊は、クラスの女子たちの悪ノリにより、フリルまみれの**「豪華なドレス(女装)」**を着せられてしまいました。
「……先輩、これ、屈辱以外の何物でもないんですけど……」
「……黙りなさい、お嬢様(羊くん)。貴様は今日一日、私の管理下で『可愛いお人形』として振る舞えばいいのよ。……さあ、口を開けて。……あーん、よ」
憐が銀のスプーンでケーキを差し出す。その目は、獲物を追い詰めた猛禽類のようにギラついていました。
文化祭をただの喫茶店で終わらせるはずがない面々も、それぞれの出し物で羊を狙います。
科学部:アイ・ゼツ
「新作『羊様・全自動着替えマシン』を展示中。……すみません、私の趣味が\(100\\%\)入ったコスプレ衣装が\(1000\)着ほど連続で着せられます」
料理部:ショコラ
「お兄ちゃん! ショコラの手作り『愛の爆発クッキー』だよ! 食べると心拍数が\(200\)を超えて、ショコラしか見えなくなる呪い(スパイス)付き!」
演劇部:リッチ
「おーっほっほ! 羊様を主役にした舞台『贄田様と100万人の婚約者』を上演しますわ! 観客席はすべて私の私兵で埋め尽くしました!」
忍者同好会:シノブ
「……お化け屋敷の壁の中に、拙者。……羊殿が通るたびに、足首を優しくホールド……」
文化祭のクライマックスは、グラウンドでのフォークダンス。
「最後に踊ったペアは永遠に結ばれる」という伝説(不純な噂)を信じ、全女子生徒が羊を包囲します。
「……どきなさい、有象無象(泥棒猫)どもッ!!」
タキシードを脱ぎ捨て(下にはいつもの制服+警棒)、憐が人混みを割って登場しました。
「フォークダンス? 軟弱だわ! 私と贄田くんは、校則に基づいた**『不純異性交遊・完全拘束ワルツ』**を踊るのよ!」
憐がドレス姿の羊の腰を力強く抱き寄せました。
「いい、羊くん。ステップがズレたら逮捕よ。……私の心拍数と、貴様の心拍数を、完全にシンクロさせなさい。……これが、私の『愛の指導』なんだから……!」
その瞬間、憐の放つエネルギーで校庭の中央がライトアップ(物理的な発光)。二人のダンスの衝撃波で、文化祭の屋台が次々とドミノ倒しになりました。
喧騒から逃れ、二人は屋上へ。
遠くで打ち上がる花火(リッチが\(10\\text{億}\)円かけて打ち上げた「羊と憐の相合傘」型)。
「……先輩。今日は、その……ありがとうございました。ドレス、意外と悪くなかったです」
「……ふん、当然よ。私が選んだ衣装だもの。……でもね、羊くん。……校則第1条、まだ覚えてる?」
「『恋愛禁止』……ですか?」
「いいえ。**『私以外の女と文化祭を楽しむことは、万死に値する』**よ。……今日は合格点だけど、……来年は、……貴様を部屋に閉じ込めて、私だけの『個人文化祭』を開催するから。……覚悟しておきなさい?」
憐が、花火の光に照らされて、悪戯っぽく、そして最高に「不純」な笑顔を見せました。
翌朝。学園の正門。
「文化祭のゴミ拾い」という名のデート(監視)をする二人の姿がありました。
「……贄田くん。昨日の写真、\(1\\text{万}\)枚ほど現像しておいたわ。……全部、貴様の部屋の壁に隙間なく貼りに行きましょう。……それが、私からの『文化祭の後片付け』よ」
「……それ、恐怖映像ですよ先輩!!」
二人の不純な日常は、祭りの後でも衰えることなく、さらに加速していくのでした。
(文化祭編・完)