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中学三年生・仮名:Rさん


学校でも、家でも、なんだかいつも“ひとり”って感じがします。

友達がゼロってわけじゃないし、親も普通にいるんですけど……

一緒に笑ってても、心のどこかが空っぽで、誰にも届かない気持ちが残ります。

「大丈夫?」って聞かれても、本当のことを言えなくて、

気づいたら“孤独”を隠すのが当たり前になってしまいました。





「……“ひとり”って、周りに人がいても感じるんだよな」

「オレもそうだった。友達いないとか家族に恵まれてないとか、

それもあったけど……ほんとは“誰にも届かない”って気持ちがいちばんキツいんだ」


蓮司

「孤独ってさ、“現実に人がいるかいないか”より、

“心の声が通じるかどうか”で決まるんだと思う」

「だから、Rさんの感じてる孤独は本物だし、

“気のせい”なんかじゃない」


日下部

「……俺も、孤独を隠すのがクセになってた。

“弱いって思われたくない”とか“言っても伝わらない”って思って、

黙る方を選んでた」

「でもな、少しだけ本音を出したとき、意外と受け止めてくれるやつがいた。

それで、ちょっとだけ楽になった」


「そういうやつが一人でもいるかどうかで、変わるよな」

「……Rさんも、すぐには見つからなくてもいいけど、

“この人なら少し言っても大丈夫かな”って人を、探してほしい」


蓮司

「孤独を全部なくすのは難しい。

でも、“隠さなくていい孤独”があると、少しは呼吸がしやすくなるよ」


日下部

「……うん。Rさんが“ここでなら言えた”って思ってくれるなら、

それだけでも、もう孤独はひとり分減ってると思う」





🗝 三人からのことば


遥:

「“孤独”って言葉にできただけで、もう一歩抜け出してる。

だから、自分を責めずに、その一歩を大事にしてほしい」


蓮司:

「孤独は“消すもの”じゃなく、“共有できるもの”になると楽になる。

誰かに渡せる分だけ、軽くなるんだよ」


日下部:

「隠し続けなくてもいい。

“わかってもらえた”って瞬間を、少しずつ増やしていけばいいと思う」


無名の灯 答えを持たない相談室2

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