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📩 相談
高校二年生・仮名:Sさん
最近、ずっと“自分ってなんなんだろう”って考えてしまいます。
友達と一緒にいるときは笑えるけど、ひとりになると急に不安になる。
スマホを開いても、誰にも本音は送れなくて……。
孤独なときにどうやって自分を保てばいいのか、わからなくなります。
遥
「……オレもずっとそうだった。
人といるときは“普通”でいようって頑張れるけど、
ひとりになると“空っぽ”みたいな感じでさ」
「自分を保つって、すげぇ難しいんだよな」
蓮司
「“自分を保つ”って言うけどさ、
それって“ブレないでいろ”ってことじゃなくて、
“崩れても戻れる場所を持つ”って意味なんだと思う」
「Sさんにとってのそれが、音楽でもノートでも散歩でも、
何か一つ見つかると全然違う」
日下部
「俺は……本音を言える相手がいなかったから、
ノートに書いてた。殴り書きでもいい。
“吐き出す場所”があるだけで、意外と耐えられた」
「孤独に飲まれるんじゃなくて、
孤独の中で“自分だけの時間”を持つって考え方に変わると、
少し呼吸ができる」
遥
「孤独をゼロにしようとするのは無理だよな。
でも、孤独を抱えてる自分を責めなくてもいい。
むしろ、それを認めたときに、ちょっと楽になる気がする」
蓮司
「そうそう。人間って、本来ひとりで考える時間がある生き物だし。
孤独と“仲良くする”って言い方も変だけど、
“たまに隣に座らせる”くらいの距離で付き合えるといいんじゃない?」
日下部
「……孤独に慣れろ、じゃなくてさ。
孤独の中で“自分が消えない方法”を、ひとつずつ作っていけばいいと思う」
🗝 三人からのことば
遥:
「孤独をなくそうとしなくていい。
“孤独でも生きてる自分”を認めたら、強くなると思う」
蓮司:
「崩れても戻れる“自分の場所”を見つけること。
それが、自分を保つってことなんだよ」
日下部:
「孤独を全部抱え込まなくていい。
書いてもいい、つぶやいてもいい。
“消えない自分”を確認する小さな方法を、持ってほしい」
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