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???「恐れ入ります。どなたかいらっしゃいませんでしょうか?」???「失礼いたします。どなたかいらっしゃいますか?」
セレン「ええ、いるわよ…」
メイド(侍女)「Graf von Lien…(リエン伯爵様)」
セレン(?ドイツ語?)
メイド(侍女)「失礼いたしました。リエン伯爵様が、セレン様をお連れするようにと。詳しいお話は、お屋敷にて主より直々に申し上げます」
メイド(侍女)「ここではお話しできない内容です。
どうか屋敷までお越しいただけますか?」
セレン「いいわよ…」
家のそばに、馬車が止まっていた。
セレン「いつぶりかしら、馬車に乗るのは…」
久しぶりの馬車の揺れで困惑しつつも、屋敷に着いた。
セレン「スーパーブラッド厶ーン……」
セレン「いやな、予感がするわね…」
屋敷の客間に通された。
薄暗い奥の部屋から声が聞こえる。
メイド(ハウスメイド)「伯爵様、セレン様がお見えです」
???「ありがとう。もう下がっていいわよ」
メイド(侍女)「畏まりました。それでは、これにて失礼いたします。御用がございましたらいつでもお呼びくださいませ」
月光が差し込み、部屋の奥に人影が浮かび上がった。
赤い瞳が静かにこちらを見ている。
???「お呼び立てして、ごめんなさいね。月の女神セレーネ」
セレン「Θεσσαλή μάγισσα!」
(テッサリアの魔女!)
???「私はテッサリアの魔女リエンよ」
月光に照らされた彼女の瞳は、血のように赤かった。
私は、喉元に刃物を向けられたような感覚を抑えながら答える。
セレン「大丈夫よ、あなた方が古代より差別されてきた魔女なのは、知っているから。で、要件は何かしら?」
リエン「あなたの名は、魔女の間でも有名よ。水の魔女セレン」
リエン「まずは座って。改めて自己紹介をするわ。私はテッサリアの魔女リエン」
目の前のソファーに座った。
トントントン
メイド(ハウスメイド)「失礼いたします。コーヒーのご用意ができました」
次々と目の前のテーブルに並べられるケーキとコーヒー
メイド(ハウスメイド)「閣下、お茶が入りました。どうぞ、温かいうちにお召し上がりくださいませ。……それでは、失礼いたします」
リエン「さて、本題だけれど。これは命令ではないわ。お願いよ、セレーネ」
魔法空間から書類をだすリエン
その書類は、あっという間に部屋全体に埋まった。
セレン「何?この量(汗)」
リエン「私たちの運命は知っているでしょ?断れないということを……」
私の指先は、知らないうちに震えていた。
私は、全員を助けきれないことは分かっている。
だからこそ、魔女であることをできる限り隠してきた。
だから私は、わずかながらでも
静かな時間を守って生きている。
しかし、彼女は、伯爵家当主だ。
名誉とともに魔女であることは、瞬く間に、広まってしまったのだろう。
リエン「まだ、あるのよ…でも、それは、私にしかできないと思うから……」
セレン「えぇ、手伝わせて頂戴」
セレン「それ、一人で抱える量じゃないわ」
思わず私は、リエンの手を強く握りしめた。
リエン「じゃあ、この屋敷にいる限り、次の依頼は、来ない。だから、安心して」
リエンは、使用人を呼ぶ紐を引いた。
メイド(ハウスキーパー)「お呼びでしょうか?閣下」
リエン「セレン様を例の部屋へお通ししてくれるかしら」
メイド(ハウスキーパー)「畏まりました。では、セレン様こちらへ」
リエン「大丈夫よ!私の使用人は、あなたの味方だから」
私は、屋敷の角部屋に通された。
メイド(ハウスキーパー)「では、こちらで、作業をお願い致します」
メイド(ハウスキーパー)「歴代の魔女が使用してきた部屋でございます」
メイド(ハウスキーパー)「書類は、まずこちらからお願い致します。分からないことがあれば、広場の中央にある図書館の司書。鋼の魔女ヘクセ様に、お聞きになってくださいませ」
セレン「ありがとう」
こうして私は、
伯爵家の魔女リエンの専属魔女となった。
窓の外では、血のような月が昇っていた。
スーパーブラッドムーンの夜。
何かが始まろうとしていた。
私の人生という名の旅は、まだ終わらない。
毎日投稿は、きついので、以下の通りのスケジュールになります。
最後まで、楽しんでいってください!
毎日投稿は少し難しいため、今後の更新スケジュールをお知らせします。
■ 第2シーズン完結
3月15日
■ 第2シーズン完結記念
3月16日(2話一気投稿)
■ 最終シーズン
3月18日(4話一気投稿)
いよいよ物語は最終章に入ります。
最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです!
全ての伏線が回収されます。