あんな風に、手段を選ばず誰かを繋ぎとめておきたいと思ったのは、初めてだった。
一緒に飯を食うだけで俺の心は満たされていたはずだった。誰かに自分の作った飯を食ってほしい、それが叶ったんだから。
それがいつからだろう。誰かにではなく、あの子に食べてほしいと思うようになった。あの子の笑顔が、泣き顔が、怒った顔が、全てが欲しいと思う欲張りな自分が出てきたのは、いつからだった?
今までは、どちらかというと理性的に生きてきた。本能に 従(したが)って生きることを大人ぶって拒んでいた。なのに、
ガンッ!!
「芥ぁ、何ボーッとしてんのよ」
「……デスク蹴んな」
「わざわざ書類持ってきてやったのに、無視するのが悪い。なに?考え事?」
「………」
「珍しいこともあるのね。あんた仕事に私情は持ち込まないのに」
俺のデスクの前に仁王立ちしてる態度のデカい女は、大学からの付き合いの 塚*********************
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コメント
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両思いやん、!