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それは突然だった。
「大変です!王妃様!」
何やら慌てた様子だった。
「何事ですの?」
「王が…」
殺されました!
その場にいたものは焦り絶望した。
1部を覗いては…
「オリガ様、イーゴリは私達が殺しました。」
そう言ったのはドレヴリャーネ族の使節団だった。
私はそれを聞いて怒りを覚えたが、グッとこらえた。
私が黙っているとドレヴリャーネ族の1人がこう言ったのだ。
「イーゴリは狼みたいに、強欲で狡猾なクソ野郎です。
それに比べうちの族長のマル様はとても慈悲深い方です。
どうですか?マル様との結婚をしませんか?」
本当は今すぐに殺してやりたい。
私はそう思ったけど、頑張って我慢し、優しい笑みを作り私はこう言った。
「ありがとうございます、マル様との結婚嬉しいです。
ただ、急な話なので心の整理ができてないです。
なのでまた明日、来てください。」
そして私はそれに加え、こんなお願いをした。
「今度来る時、船をみなさんで担いで来てください!」
これはここの風習。
船を神輿として見立て、人を乗せるというもの。
そうすればノコノコとアイツらはやってくる。
そしたら…
「フフッ…明日が楽しみで寝られないわ。」
私はドレヴリャーネ族が帰った後、困惑した家臣達に向け、こう命令した。
「今こそ復讐の時だ、城の周りに穴を掘れ!
人や船が上がれない程の深い穴を掘れ!」