その日家に帰った凪子に、予想外の事が起こる。
今夜は夫の良輔と寝なくてはならないかもと覚悟をしていたが、
それは夕食後の事だと思っていた。
しかし、この日良輔は帰るなり凪子をすぐに寝室へと連れて行く。
凪子は心の準備が出来ていなかったのでかなり焦った。
しかし凪子のそんな思いを他所に、良輔は凪子の服をあっという間に剥ぎ取ると、
慣れた手つきで妻への愛撫を始めた。
心は拒否しているのに、自分の身体を知り尽くした夫の手は、
凪子の敏感な部分を執拗に攻め立ててくる。
そんな夫の情熱に、つい凪子の身体は反応してしまう。
凪子は身体中を夫に愛撫されながら、ふとあのブログの文章を思い出していた。
【ご主人から求められた際、余裕があればご主人が喜ぶような反応をしましょう。浮気をする夫は大抵妻とのセックスに飽き飽
きしています。飽きているから、外に刺激を求めるのです。ですからご主人に求められたら、いつもとは違う反応をしたり、自
ら奉仕をしてご主人を満足させる事に集中して下さい。
妻とのセックスに新しい発見や刺激があると分かれば、ご主人は再びあなたの元へ戻ってきます。
今はあなたがご主人と別れるか寄りを戻すかは関係ありません。
今あなたがすべき事は、ご主人の性の意識を妻へ向けさせる事です。
妻とのセックスが充実し満足のいくものであれば、ご主人はリスクを冒してまで不倫をする必要はなくなります。
つまり、ご主人が不倫相手に会う回数がどんどん減っていくのです。
その為にも、割り切ってご主人を喜ばせるよう努力して下さい】
凪子はなんとしてでも不倫相手の女をギャフンと言わせたかった。
出来る事なら夫が不倫相手と会う回数をどんどん減らしてやりたい!
そこで凪子は、覚悟を決めた。
凪子は身体を起こすと良輔に言った。
「ねぇ、今日は私がしてあげる…たまにはいいでしょう?」
凪子はそう言うと、顔を夫の下半身へと移動させて行く。
それを見た夫の良輔は、
「どうした? 急に…」
「たまにはいいじゃない? あなただって毎日忙しくて疲れているでしょうから」
凪子は夫を思う優しい妻を演じながら、良輔のソレを手で掴み優しく弄び始める。
その途端、良輔が切なく呻いた。
「あぁっ……」
たまらないといった顔をして良輔が凪子を見る。
「ふぅっ…凪子に触れてもらうのは久しぶりだな…凄く気持ちいいよ」
良輔の目が次第にトロンとしてくる。
そして、目を瞑って次から次へと押し寄せる快感に身を委ねていた。
「いっぱいしてあげるわね!」
凪子はそう言うと、一度唇を舌でぺろりと舐めてから、
夫のソレをゆっくりと咥えた。
「くっ……」
良輔は恍惚とした表情をしている。
相当気持ちがいいのだろう。
凪子が咥えた途端、余裕がなくなり急に無口になった。
凪子は良輔の様子を上目遣いで見つめながら、
様々な刺激を与えていく。
先端をチュポッと口に含んだかと思うと、
舌先で裏筋をツツ―ッと舐め挙げる。
右手はソレの下にある敏感な部分を撫で始め、
左手で良輔の乳首をいじり回す。
こらえきれなくなった良輔は、一度上半身を起こしてから枕を二段に重ねると、
凪子が自分にしている行為が見られるように、上体を起こしてそこへもたれかかった。
見られている事を感じながら、
凪子は精一杯の演技をしてありったけの色気を振りまく。
髪を掻き上げ身体をくねらせたかと思うと、
わざとブラジャーのストラップが外れるように肩を動かす。
すると、右肩のストラップが外れて、凪子の乳首が露わになる。
凪子は口元に落ちて来た長い髪をもう一度掻き上げると、
片方の肩に寄せる。
そして、口元が良輔に見えるようにした。
それからわざと音を立てて、良輔のソレに吸い付く。
チュパッ ジュルッ チュルッ
凪子の口使いの刺激的な音が寝室に響き渡る。
凪子はとても妖艶で美しかった。
良輔はたまらなくなり凪子の乳首に手を伸ばすが、
凪子は意地悪して身体の位置をずらし、その手から逃れる。
「凪子…触らせてくれよ…」
良輔は切ない顔をして懇願する。
しかし、凪子は笑みを浮かべながら夢中で吸い付いていた。
チュルッ チュパッ…
良輔へ奉仕をしながら、凪子は色っぽい視線を夫へ向けた。
その途端、良輔のソレがビクンと反応する。
次第に良輔はどんどん頂上へ上り始めた。
そこで凪子は速度を速めた。
「おっ、おい…凪子…ダメだっ….あまり速くやるなっ、出ちゃうぞっ…」
「出していいわよ……」
凪子はそう言って続ける。
チュパチュパ……
「ああっ、ダメだっ…い….くっ……」
その時、凪子の口内に白い液体が広がった。
生温かいその感触に、凪子は思わず吐き気を覚える。
良輔のこの部分があの女の中を貫いたのだと思うと、嫌悪感で吐きそうだ。
しかしなんとかそれをグッとこらえ、
凪子はぐったりしている良輔に気づかれないように、
口の中の液体をティッシュに全部吐き出し、ゴミ箱へポイと捨てた。
そして、何事もなかったかのように、良輔のソレに軽くキスをする。
「ちょっ…ダメだっ…まだ触るなっ……」
イッたばかりで敏感になっていた良輔は、
参ったなという表情をしながら、凪子の頭を優しく撫で始めた。
し全てを終えた凪子は、夫の横に横たわった。
すると、漸く落ち着いた良輔が上半身を起こして言った。
「凪子、凄く良かったよ…なんだか新婚の時に戻ったみたいだ…」
良輔は本当に嬉しそうな表情をしていた。
その顔を見ていると、夫の浮気は錯覚なのではないかと思えてくる。
凪子がぼんやりそう考えていると、突然良輔に唇を塞がれた。
良輔はしばらく妻に熱い口づけを続けた後、
「今度は俺のお返しの番だ!」
そう言って、凪子の上に覆いかぶさって来た。
先ほど全てを出し切った良輔のソレは、
いつのまにか硬さを取り戻し、そそり立つようにみなぎっていた。
結局その日の夕方、凪子は良輔に二度愛された。
付き合っている時や新婚の頃は、二度続けて愛される事はよくあったが、
最近は月1~2回のペースだったし回数ももちろん一度だけだ。
それなのに今日は続けて二度だ。
夫の不倫疑惑が持ち上がり離婚を覚悟してからこうなっても、
凪子の心の中には嬉しい気持ちよりも虚しい気持ちの方が大きく広がっていた。
コメント
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2年経てば少しずつ交わりも減るとは思うけど、改めて凪子さんへの美しさや愛情を不倫した後に良輔に向けられても嫌悪感しかないのは仕方がない。元々良輔は美しくデキる妻を側に置きながら若い女と遊びたかったんじゃない⁉️浮気遺伝子🧬持ってる気がする。 そんな男からは全て奪い取って新しい人生をやり直す方がよっぽど凪子さんらしく潔いと思うな🙆✨🌷