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目が覚めると酷い頭痛だった。
鉛のように重たい瞼で何度か瞬きを繰り返すとぼやけていた視界が次第にクリアになって初めて、自分がいつの間にかベッドで寝ていたことに気が付いた。
(……私、あれからどうしたんだっけ)
辿った記憶の先に、申し訳なさそうな顔をした宏忠さんを思い出すと同時に、私の手を握る温もりを感じて、思わず、その名前を呟いた。
「ひろただ……さん」
「アイツじゃなくて悪かったな!」
「ぎゃっ!」
慌てて飛び起きた私が繋いでいた手を振りほどくと桜庭は眉間に皺をよせ、「手ぐらいいいだろ!」と寝起きにはキツいボリュームで激怒する。
「手ぐらいって、いいわけないでしょ!」
人が寝てるときに何やってるんだ!と文句を言ってやろうとした時、「くちょんッ」と可愛らしいくしゃみの後、桜庭が肩を震わせた。
「あー、クソ。風邪引いた、お前のせいで」
「……もしかして、一晩中ここに?」************
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