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小説を読むのが昔から苦手だった。

文字を追い、情景を想像するとどうも、その作者の今までの人生を見せられている気がして、それがなんでか凄く嫌だった。


中学の秋、近くの席に本をいつも読んでる奴がいた。俺とは真逆の真面目タイプで、仲良くなれなさそうと思った

ソイツに話しかけたことがある。その時、ソイツは意外と面白くて、俺達は仲良くなった。

ある日、ソイツは「小説家になりたい」と言った。俺が理由を聞くと、

「小説って内臓じゃん?」

と答えた。意味がわからなくて変な答えだと思った。


次にソイツに会ったとき、ソイツは眼鏡も真面目な性格も捨てたホストになっていた。

「小説?書いていない書いていない。そんなのなれるわけないじゃん?」

昔とは違う口調でソイツは笑った

「お前が小説家になるの、楽しみだったんだけどな」

「ふーん。でもお前、小説嫌いじゃん?」

昔の弱々しい口調とは一転したヘラヘラとした顔で笑う

「……」

お前の脈拍になら、焦がされてもよかったのにな。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

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再投稿です! これにて、「脈拍に焦がれる」完結です! 3日に1回更新する予定が、最後になるにつれ更新できない日などもあり、ご迷惑をおかけしましたがすみません!ここまでこの連載をご鑑賞してくださりありがとうございました!

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