今日も私の頭の中は、仕事仕事仕事。寝る暇も食べ物を摂る暇も、無い。そんな社畜の私。ある日、『あ、死ぬ』って思った。その時は、お腹がとても空いていて、立った瞬間目眩がし、私は倒れた。目の前は真っ暗で、お腹は鳴り止まない。案の定、私は空腹による餓死で死に至った。
目が覚めると目に映ったのは、2人の人が私を見て微笑んでいる姿だった。『誰?!』そう私は声を出したが、
「うー」
という声しか出なかった。自分の手は小さく、なんだか体も小さい気がする。そんなことを思っていると
「あなた、名前は何にする?」
「ルノとかはどうだ?」
という声が聞こえてくる。もしかして、私、生まれ変わった?じゃあ目の前に居る2人はお母さんとお父さんってことかな…。それより、アレはなんだろう。お母さんとお父さんだと思われる人達には、私の世界では物語の世界などでしか見たことがない『獣の耳』が頭の上に生えていた。もしかして、私にも生えてる?そう思いながら自身の頭を触る。触ってもあまり分からないが、生えてはいるようだった。お母さんの頭の上にはウサ耳。お父さんの頭の上にはネコ耳が生えていた。そういえばこの世界って人間いるのかな…。
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