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14 - 片翼の君と2種耳の私 〜周りから差別されたので似ている子を集めて新しい国を作ろうと思います〜

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2025年01月13日

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今日も私の頭の中は、仕事仕事仕事。寝る暇も食べ物を摂る暇も、無い。そんな社畜の私。ある日、『あ、死ぬ』って思った。その時は、お腹がとても空いていて、立った瞬間目眩がし、私は倒れた。目の前は真っ暗で、お腹は鳴り止まない。案の定、私は空腹による餓死で死に至った。


目が覚めると目に映ったのは、2人の人が私を見て微笑んでいる姿だった。『誰?!』そう私は声を出したが、


「うー」


という声しか出なかった。自分の手は小さく、なんだか体も小さい気がする。そんなことを思っていると


「あなた、名前は何にする?」

「ルノとかはどうだ?」


という声が聞こえてくる。もしかして、私、生まれ変わった?じゃあ目の前に居る2人はお母さんとお父さんってことかな…。それより、アレはなんだろう。お母さんとお父さんだと思われる人達には、私の世界では物語の世界などでしか見たことがない『獣の耳』が頭の上に生えていた。もしかして、私にも生えてる?そう思いながら自身の頭を触る。触ってもあまり分からないが、生えてはいるようだった。お母さんの頭の上にはウサ耳。お父さんの頭の上にはネコ耳が生えていた。そういえばこの世界って人間いるのかな…。

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