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(屋外の映像に切り替わる。山中の巨大な病院のような施設が映り込んでいるが
モザイクで覆われているため詳細は不明)
ナレーション・トウヤ:
と言うわけで――、今回取材にお邪魔したのは白虎機関本部。
(建物内部、長く伸びた廊下を進む主観映像)
ナレーション・トウヤ:
ここに来るといろんな意味で緊張してしまうのですが……。
さてはて、今回はどうなりますでしょうか?
(画面暗転)
(薄暗いオフィスルームに切り替わる映像。
机の上には大小様々な書籍や書類が散乱。壁には様々な民芸品が飾られている)
(カメラを追い越すようにして、柴崎ゼナ(31)が画面右側から現れる)
柴崎ゼナ:
ん。誰かと思えば――塚森トウヤ、君か。ハルちゃん……お子さんの様子を見に来たのかい?
(画面下にテロップ:柴崎ゼナ怪異医学博士)
トウヤ(オフ):
え、ええ。まあ……。
息子がいつもお世話になってます。
柴崎ゼナ:
それで? 私のオフィスで何をしていた?
……君、動画を撮影しているのか?
こう見えて、私も一応、女性なんだが?
トウヤ(オフ):
いや、ですから……。
(小声になって)ほら、例の呪物の注意喚起用に素材が必要で……。
いろいろレクチャーして頂けるって聞いて来たんですが。
柴崎ゼナ:
あー。……そう言えばそうだったね。
(チッ、と小さく舌打ちして)こっちは童ノ宮で大量発生した小鬼の駆除作戦で大わらわだってのに……。
トウヤ(オフ):
……すみません。
柴崎ゼナ:
悪いけど、あまり時間がないから手短に終わらせてもらうよ。
(画面切り替わり、「無貌」のアップ)
スタジオ・マリン:
うわっ、またこれ……。(嫌そうに顔をしかめ)
もういいって、いちいち写さなくても~。
スタジオ・ハル:
……こ、このお面嫌い。
(マリンに抱きかかえられたまま小刻みに震えるハル)
トウヤ(オフ):
……ではお願いします。
柴崎ゼナ:
ん。取りあえず概要から話そうか。
(カメラが「無貌」の周囲をゆっくり回り始める)
#和風ファンタジー
#異能
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