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目が覚めると、見慣れない天井にはっとして飛び起きる 。
ここがどこなのか分からなかったのは一瞬のことで、重たい瞼を擦り、ゆっくりと息を吐くと、ここが新しい私の部屋だということを思い出す。
カーテンやベッドはあるものの、私物と言えるものが全くないその部屋のクローゼットを開けると、案の定、なにもない。
当たり前だ。
起きてすぐ連れて来られたから、服をまとめて持ってくる時間すらなかった。
(私、どうやって生活するの……?)
コンコン
「起きてるか?」
「ッ!ちょっと待って下さい」
ノックの音と共に聞こえた声に反応して、部屋の鏡で自分の顔を確認した。
一晩中泣いて腫れた目は、伸ばしてみても変わることはなく、仕方なくそのままドアを開けると、声の主が立っていた。
「出かける」
「あ、はい。いってらっしゃい」
「君もだ」
「え?」
車に乗る事30分。
連れて来ら*******
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