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📩相談
高校三年生・仮名:Tさん
最近、昔の自分の方がちゃんとしていた気がします。
中学生の頃の方が、勉強も頑張っていたし、部活にも一生懸命でした。
今はサボっているわけではありません。
でも、前みたいな熱量がありません。
昔の自分を思い出すたびに、「今の自分は駄目だな」と思ってしまいます。
人は成長するはずなのに、自分は逆に後退している気がします。
どう考えたらいいでしょうか。
遥
「これ、結構しんどいな」
蓮司
「昔の自分と競争してる感じがする」
日下部
「他人ではなく、過去の自分を基準にしているわけだ」
遥
「相手が昔の自分だと逃げられないんだよな。ずっと自分のこと見てるから」
蓮司
「しかも勝手に強くなってる」
遥
「分かる。記憶の中の自分って、都合よく優秀になる」
日下部
「記憶は結果を残しやすく、過程を失いやすい」
遥
「どういうことだ」
日下部
「『頑張っていた自分』は覚えていても、『やる気が出なかった日』や『何となく過ごした日』は忘れやすいということだ」
蓮司
「アルバムみたいなものか。いい写真は残るけど、失敗した写真は消えていく」
遥
「それなら昔の自分に勝てないじゃん」
日下部
「最初から公平な勝負ではない」
蓮司
「あとさ。高校生くらいになると、頑張り方そのものが変わる人も多い」
遥
「変わる?」
蓮司
「中学生の頃は部活が全部だった。でも今は進路とか将来とか、人間関係とか。考えること自体が増えるだろ」
遥
「確かに。昔より頭の中が忙しい感じはある」
日下部
「責任や選択肢が増えれば、同じ熱量を維持できないこともある」
遥
「なのに、昔と同じ自分でいようとするから苦しくなるのか」
蓮司
「そうかもしれない。昔は昔で、その時の自分。今は今の自分。比べること自体は悪くないけど、条件が違いすぎる」
遥
「なんかさ。昔の自分に憧れることはあっても昔に戻ることだけが正解じゃないよな」
日下部
「戻ることはできない。変化した自分でどう生きるかを考えた方が現実的だ」
蓮司
「Tさんは、昔より駄目になったんじゃなくて昔とは違う場所で疲れてるだけかもしれない」
遥
「それなら、今の自分まで否定しなくてもいい気がする」
🗝 三人からのことば
遥
「昔の自分は、記憶の中で少し強く見えやすいと思う」
蓮司
「昔と今では、頑張る場所も抱えているものも違う」
#一次創作
ruruha
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ruruha
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ruruha
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日下部
「過去と現在は、同じ条件では比較できない」
コメント
1件
うん、この話、すごく沁みたなあ。「昔の自分と競争してる」っていう感覚、本当にあるあるで。特に日下部くんの「記憶は結果を残しやすく、過程を失いやすい」って言葉が核心をついてて、一気に腑に落ちた。自分を卑下しがちなTさんに、三人が違う角度から光を当ててくれる構成が丁寧で、読んでて少し肩の力が抜けました。良い相談回だったなあ。