その目から零れ落ちる涙が枯れることはない。
そう思わせる程、拭っても拭っても溢れる涙の止め方を、俺は知らない。
司さんの家で暮らすようになってから表情が柔らかくなった樹につられるように、みやも自分がアイツの家庭を壊してしまったという罪悪感も和らいでいき、前と同じような笑顔で笑うようになったというのに……。
みやはまたアイツに振り回される。
少ない荷物を持った樹に駆け寄るみやは、今にも泣き出しそうだ。
それでも必死に笑おうとするみやを樹が抱き寄せた。
ジリッと胸が痛んだ。
俺はそれを見ないように頭上に表示された出発の時刻を確認する。
あと2分
みやを抱き寄せ、何かを話していた樹は、強い風と共にホームに入ってきた電車へと乗り込んで、手を振った。
俺にはバチが当たるだろう。
樹が出て行くと聞いたとき俺の中で初めに浮かんだのは、安心感だった。学校が終わるとみやがすぐ*****
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