この物語はフィクションです。
実在の人物、団体、事件等には一切関係ありません
「実は、他にも判明したことがあるんです」
僕の言葉に、栗橋の声には驚きと不安が混ざった気がした。
「他にも?」
「はい。昨晩、僕は実家に行きました」
僕らの実家が同じ場所と言うのは先ほどの話で確認できたが、 栗橋はいまだ不可解といった雰囲気を纏ったまま同意だけを返してくる。
「そこには三体影がいて、僕はそのうちの一体の腕を折りました」
三体と言ったときに一度、折ったと言ったときに一度、栗橋からは何かを言いたそうな気配を感じたが、僕は無理やりに言葉を継いだ。
「そして昨日というか、今日……。母が腕を骨折したと言われました」
「まさか」
「……僕も、昨日の晩、腕と腰を打ったんですが、昼間同じ場所を打ちつけました」****************************
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